ケニー・ピケット

ケネス・シェーン・ピケット（Kenneth Shane Pickett, 1998年6月6日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州オーシャンタウンシップ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのピッツバーグ・スティーラーズに所属している。ポジションはクォーターバック。

　ケニー・ピケット
Kenny Pickett
refer to caption
2023年のピケット
ピッツバーグ・スティーラーズ #8
ポジション クォーターバック
生年月日 (1998-06-06) 1998年6月6日（24歳）
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニュージャージー州オーシャンタウンシップ
身長: 6' 3" ＝約190.5cm
体重: 220 lb ＝約99.8kg
経歴
高校 オーシャンタウンシップ高等学校
大学 ピッツバーグ大学
NFLドラフト 2022年 / 1巡目全体20位
所属歴
2022- ピッツバーグ・スティーラーズ
受賞歴・記録
その他受賞・記録
  • ジョニー・ユナイタスゴールデンアーム賞 (2021)
  • シニアクラス賞 (2021)
  • ACC最優秀選手賞 (2021)
  • ACC最優秀攻撃選手賞 (2021)
  • ACC男子最優秀アスリート賞 (2021)
  • オールアメリカンファーストチーム (2021)
  • オールACCファーストチーム (2021)
NFL 通算成績
（2022年終了時点）
パス試投数 389
パス成功数 245
パス成功確率 63.0%
TD-INT 7-9
パス獲得ヤード 2,404
QBレーティング 76.7
ラン獲得ヤード 237
ラッシングTD 3
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴

ハイスクール

2016年シーズン開幕前にライバルズからニュージャージー州で2番目、全米で22番目のクォーターバックと評価された。進学するピッツバーグ大学以外にテンプル大学、ボストンカレッジ、バッファロー大学、コネチカット大学からもオファーを受けた[1]。

カレッジ

ピッツバーグ大学ではNCAAが定めた新型コロナウイルス流行による特例措置を利用し、5年間在籍した[2]。

1年目の2017年シーズンは509パス獲得ヤード、1タッチダウン、1インターセプトを記録した。マックス・ブラウン、ベン・ディヌッチの控えクォーターバックを務め、マイアミ大学とのシーズン最終戦で初先発を果たした。

2年目の2018年シーズンは全14試合に先発出場し、1,969パス獲得ヤード、12のタッチダウン、6インターセプトを記録した。チームはサンボウルに出場したが、スタンフォード大学に敗れた。

3年目の2019年シーズンは怪我により1試合欠場したが12試合に先発出場し、3,098ヤード、13のタッチダウン、9インターセプトを記録した。チームはクイックレーンボウルで東ミシガン大学と対戦、この試合で361パス獲得ヤード、試合残り1分を切ってからのタッチダウンパスを含む3つのタッチダウンをあげ、34-30で勝利した。

4年目の2020年シーズンは新型コロナウィルスの流行によりシーズンが短縮されボウルゲームは行われなかった。9試合に先発出場し2,408パス獲得ヤード、13のタッチダウン、9インターセプトを記録した。

ピッツバーグ大学でのピケット
(2020年)

5年目の2021年シーズンは4,319パス獲得ヤード、42のタッチダウンを記録するなどエースとして活躍し、ハイズマン賞の投票でも3位に入った[3]。また、チームは1976年以来となるACCトーナメント優勝を果たした。これらの活躍が評価され、ACCの全ての男子スポーツの選手の中から選ばれる年間最優秀アスリート賞を受賞した[4]。

このシーズン終了後、2022年のNFLドラフトにエントリーした。

個人成績
シーズン 試合 パス ラン
GPGSRecordCmpAttYdsPctTDIntRtgAttYdsAvgTD
2017 411–0396650959.111125.826983.60
2018 14147–71803101,96958.1126120.31172201.93
2019 12127–52894693,09861.6139122.4951101.22
2020 996–32033322,40861.1139129.6811451.88
2021 131311–23344974,31967.2427165.3982332.45
通算[5]524932–171,0451,67412,30362.48132136.34178011.920

ピッツバーグ・スティーラーズ
プレドラフト測定結果
身長体重腕の長さ手の大きさ40ヤード
ダッシュ		10ヤード
スプリット		20ヤード
スプリット		20ヤード
シャトル		垂直跳び立ち幅跳びワンダー
リック
6 ft 3+1⁄4 in
(191 cm)		 217 lb
(98 kg)		 30+7⁄8 in
(78 cm)		 8+1⁄2 in
(22 cm)		4.73 s1.56 s2.67 s4.29 s33.5 in
(85 cm)		10 ft 1 in
(3.07 m)		17[6]
All values from NFL Combine[7][8][9]

ドラフト全体20位でピッツバーグ・スティーラーズから指名された[10]。スティーラーズが1巡目でクォーターバックを指名するのは1997年以来であった[11]。その後、2022年6月23日にルーキー契約を結んだ[12]。

2022年シーズン

ミッチェル・トゥルビスキーの控えとして開幕を迎え、第3週までは出場がなかったが、第4週のニューヨーク・ジェッツ戦にて後半から出場し、NFLデビューを果たした。この試合では13本のパスの内10本を成功させ、2つのタッチダウンを記録したが、一方で3つのインターセプトを許した[13]。その後、第4週のバッファロー・ビルズ戦からは先発に抜擢された[14]。シーズンで12試合に先発するも、チームはプレーオフを逃した。

脚注
  1. Jerry Dipaola (2016年6月4日). “New Jersey QB Pickett commits to Pitt”. スポーツ・イラストレイテッド. 2023年1月5日閲覧。
  2. sportsdesk (2021年6月24日). “Kenny Pickett, preparing for final campaign, isn’t ready to leave Pittsburgh just yet”. The Pitt News. 2022年10月26日閲覧。
  3. “Kenny Pickett College Stats”. College Football at Sports-Reference.com. 2022年10月26日閲覧。
  4. “Pitt’s Pickett, Boston College’s North Named ACC Athletes of the Year” (英語). theacc.com. 2022年10月26日閲覧。
  5. “Kenny Pickett College Stats”. College Football at Sports-Reference.com. 2021年12月16日閲覧。
  6. “Wonderlic Scores for Seven of This Year’s Top NFL QB Prospects Are Out”. si.com. 2022年10月22日閲覧。
  7. “Kenny Pickett Draft and Combine Prospect Profile”. NFL.com. 2022年3月3日閲覧。
  8. “2022 Draft Scout Kenny Pickett, Pittsburgh NFL Draft Scout College Football Profile”. draftscout.com. 2022年10月26日閲覧。
  9. “Kenny Pickett 2022 NFL Draft Profile”. insider.espn.com. 2022年10月26日閲覧。
  10. “Steelers select Kenny Pickett in the first round” (英語). www.steelers.com. 2022年10月26日閲覧。
  11. “2022 NFL Draft: Steelers pick Kenny Pickett at No. 20 overall; latest first-round QB taken in 25 years” (英語). CBSSports.com. 2022年10月26日閲覧。
  12. “Steelers sign Pickett” (英語). www.steelers.com. 2022年10月26日閲覧。
  13. Florio, Mike (2022年10月3日). “Kenny Pickett becomes first quarterback to rush for two touchdowns in his debut” (英語). ProFootballTalk. 2022年10月26日閲覧。
  14. “Steelers, seeking 'spark,' promote Pickett to QB1” (英語). ESPN.com (2022年10月4日). 2022年10月26日閲覧。

外部リンク
クォーターバック

ランニングバック

  • 22 ナジー・ハリス
  • 24 ベニー・スネル
  • 30 ジェイレン・ウォーレン
  • 44 デレック・ワット FB

ワイドレシーバー

タイトエンド

  • 88 パット・フレミュース
  • 81 ザック・ジェントリー
  • 83 コナー・ヘイワード
 オフェンシブライン
  • 61 メイソン・コール C
  • 78 ジェームズ・ダニエルス G
  • 77 ジェシー・デービス G
  • 69 ケビン・ドットソン G
  • 53 ケンドリック・グリーン G
  • 60 J・C・ハッセンナウワー C
  • 65 ダン・ムーア T
  • 76 チュクマ・オコラフォー T
  • 72 トレント・スコット T

ディフェンシブライン

  • 57 モントレビアス・アダムス NT
  • 94 タイソン・アルアル NT
  • 97 キャメロン・ヘイワード DT
  • 98 デマービン・リール DE
  • 92 アイザイア・ラウダーミルク DE
  • 91 ジョナサン・マーシャル DT
  • 99 ラリー・オグンジョビ DE
 ラインバッカー
  • 27 マーカス・アレン ILB
  • 55 デビン・ブッシュ・ジュニア ILB
  • 56 アレックス・ハイスミス OLB
  • 51 マイルズ・ジャック ILB
  • 48 ジャミール・ジョーンズ OLB
  • 50 マリク・リード OLB
  • 93 マーク・ロビンソン ILB
  • 41 ロバート・スピレーン ILB
  • 90 T・J・ワット OLB

ディフェンスバック

  • 34 テレル・エドマンズ SS
  • 39 ミンカ・フィッツパトリック FS
  • 16 ジョシュ・ジャクソン CB
  • 23 ダモンテ・ケイジー FS
  • 28 マイルズ・キルブルー SS
  • 35 アーサー・モーレット CB
  • 21 トレ・ノーウッド FS
  • 42 ジェームズ・ピエール CB
  • 20 キャメロン・サットン CB
  • 29 リーバイ・ウォレス CB

スペシャルチーム

  •  9 クリス・ボーズウェル K
  •  6 プレスリー・ハービン3世 P
  • 46 クリスチャン・クンツ LS
 リザーブリスト
  • 19 カルビン・オースティン WR (IR)
  • 17 ウィリアム・ジャクソン3世 CB (IR)
  • -- カール・ジョセフ SS (IR)
  • -- ジェレミー・マクニコルス RB (IR)
  • -- アンソニー・ミラー WR (IR)
  • -- カーリンス・プレイテル CB (IR)
  • 25 アーケロ・ウィザースプーン CB (IR)
  • 95 クリス・ワームリー DE (IR)

練習生

  • 96 David Anenih OLB
  • 84 ジャマーカス・ブラッドリー WR
  • 73 カルロス・デイビス DT
  • 33 デューク・ドーソン CB
  • 68 ウィリアム・ダンクル G
  • 45 エメケ・エグブレ OLB
  • 31 マーク・ギルバート CB
  • 33 ジェイソン・ハントリー RB
  • 77 ジョン・レグルー G
  • 62 ライアン・マッカラム C
  • 26 アンソニー・マクファーランド・ジュニア RB
  • 37 イライジャ・ライリー SS
  • 49 チャペル・ラッセル OLB
  • 15 コーディー・ホワイト WR
  • 87 ロドニー・ウィリアムズ TE
  • 96 レネル・ウレン DT


Roster December 14, 2022現在

アクティブ 53名 インアクティブ 9名
練習生 16名

1930年代
  • ホルム
  • ヘラー
  • ギルディー
  • マテシッチ
  • フィスケ
  • ホワイト
  • マカロウ
1940年代
  • パターソン
  • ブラボウ
  • マクドロー
  • ダドリー
  • シャーマン
  • ジマーマン
  • グリガス
  • マッカーシー
  • ウォレン
  • クレメント
  • シーブライト
  • エバンズ
  • ジェリ
1950年代
  • オートマン
  • フィンクス
  • マーチブローダ
  • マクライズ
  • モラル
  • ドーソン
  • レーン
1960年代
  • ブキッチ
  • ブラウン
  • ネルセン
  • ウェイド
  • スミス
  • イゾ
  • ニクス
  • シャイナー
  • ハンラティ
1970年代
1980年代
  • マローン
  • スタウト
  • ウッドリー
  • キャンベル
  • ブリスター
  • ボノ
  • ブラックリッジ
1990年代
  • オドネル
  • トムザック
  • ミラー
  • スチュワート
2000年代
2010年代
2020年代
年代の分類は初先発のシーズンによる
  1. トレイボン・ウォーカー
  2. エイダン・ハッチンソン
  3. デレク・スティングリー・ジュニア
  4. ソース・ガードナー
  5. ケイボン・ティボドー
  6. イケム・イクワヌ
  7. エバン・ニール
  8. ドレイク・ロンドン
  9. チャールズ・クロス
  10. ギャレット・ウィルソン
  11. クリス・オラーベ
  12. ジェイムソン・ウィリアムズ
  13. ジョーダン・デービス
  14. カイル・ハミルトン
  15. ケニヨン・グリーン
  16. ジャハン・ドットソン
  17. ザイオン・ジョンソン
  18. トレイロン・バークス
  19. トレバー・ペニング
  20. ケニー・ピケット
  21. トレント・マクダフィー
  22. クエイ・ウォーカー
  23. カイイル・イーラム
  24. タイラー・スミス
  25. タイラー・リンダーバウム
  26. ジャーメイン・ジョンソン2世
  27. デビン・ロイド
  28. デボンテ・ワイアット
  29. コール・ストレンジ
  30. ジョージ・カーラフティス
  31. ダクストン・ヒル
  32. ルイス・シネ
 
各年のNFLドラフト
  • 1936
  • 1937
  • 1938
  • 1939
  • 1940
  • 1941
  • 1942
  • 1943
  • 1944
  • 1945
  • 1946
  • 1947
  • 1948
  • 1949
  • 1950
  • 1951
  • 1952
  • 1953
  • 1954
  • 1955
  • 1956
  • 1957
  • 1958
  • 1959
  • 1960
  • 1961
  • 1962
  • 1963
  • 1964
  • 1965
  • 1966
  • 1967
  • 1968
  • 1969
  • 1970
  • 1971
  • 1972
  • 1973
  • 1974
  • 1975
  • 1976
  • 1977
  • 1978
  • 1979
  • 1980
  • 1981
  • 1982
  • 1983
  • 1984
  • 1985
  • 1986
  • 1987
  • 1988
  • 1989
  • 1990
  • 1991
  • 1992
  • 1993
  • 1994
  • 1995
  • 1996
  • 1997
  • 1998
  • 1999
  • 2000
  • 2001
  • 2002
  • 2003
  • 2004
  • 2005
  • 2006
  • 2007
  • 2008
  • 2009
  • 2010
  • 2011
  • 2012
  • 2013
  • 2014
  • 2015
  • 2016
  • 2017
  • 2018
  • 2019
  • 2020
  • 2021
  • 2022
  • 2023
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