カーボベルデの首相

選出規定

総選挙後に最初に招集された国民議会において首相候補が指名され、大統領によって任命される。

権限

カーボベルデは半大統領制をとる共和国である。首相は政府の長として閣僚評議会(内閣に相当)を率い、大統領と行政権を分担して行使する。閣僚は大統領が任命するが、首相の提案に基づく必要がある。

首相率いる閣僚評議会は国家の基本政策を立案・執行し、国民議会で制定された法律や決議を承認する。また、大統領に対して国家緊急権の行使や国家予算案など様々な提案を行うこともできる。大統領の諮問機関として共和国評議会が設置されているが、首相は共和国評議会のメンバーでもある。

歴代首相

      ギニア・カーボベルデ独立アフリカ党 (PAIGC)
      カーボベルデ独立アフリカ党 (PAICV)
      民主運動 (MpD)

肖像 氏名
(生没年)
在任期間 所属政党
1 ペドロ・ピレス
Pedro Pires
(1934–)
1975年7月8日1981年1月PAIGC
(1) 1981年1月1991年4月4日PAICV[1]
2 カルロス・ヴェイガ
Carlos Veiga
(1949–)
1991年4月4日2000年7月29日MpD
3 グアルベルト・ド・ロザリオ
Gualberto do Rosário
(1950–)
2000年7月29日[2]2001年2月1日MpD
4 ジョゼ・マリア・ヌヴェス
José Maria Neves
(1960–)
2001年2月1日2016年4月22日PAICV
5 ユリス・コレイア・エ・シルバ
Ulisses Correia e Silva
(1962–)
2016年4月22日2021年MpD

脚注

  1. 独立当初は同じポルトガル領だったギニアビサウとの統合を唱え、両国共にPAIGCが支配政党となっていたが、1980年のギニアビサウでの軍事クーデターに伴い統合計画は白紙となり、PAIGCカーボベルデ支部がPAICVへと改組した。
  2. 2000年10月5日までヴェイガ首相の代行

参考文献

関連項目

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.