カーソン・ケリー

カーソン・フランクリン・ケリーCarson Franklin Kelly, 1994年7月14日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。

カーソン・ケリー
Carson Kelly
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #18
アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2019年6月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州シカゴ
生年月日 (1994-07-14) 1994年7月14日(28歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2012年 MLBドラフト2巡目
初出場 2016年9月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入りとカージナルス時代

セントルイス・カージナルス時代
(2018年9月9日)

2012年のMLBドラフト2巡目(全体86位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。当時のポジションは三塁手だった。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ジョンソンシティ・カージナルスに所属。56試合に出場して打率.225、9本塁打、25打点を記録した。

2013年はA-級ステート・カレッジ・スパイクスとA級ピオリア・チーフスに所属し、2球団合計で113試合に出場して打率.257、6本塁打、45打点を記録した。

2014年より捕手転向した。この年はA級ピオリアに所属し、98試合に出場して打率.248、6本塁打、49打点を記録した。

2015年はA+級パームビーチ・カージナルスに所属し、108試合に出場して打率.219、8本塁打、51打点を記録した。

2016年の開幕はAA級スプリングフィールド・カージナルスで迎え、シーズン途中にはテキサスリーグのオールスター[1]オールスター・フューチャーズゲームのメンバーに選出された[2]。7月11日にはAAA級メンフィス・レッドバーズへ昇格した。9月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[3]、翌5日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューし、初安打となる二塁打を記録した[4]。この年はメジャーでは10試合に出場して打率.154、1打点の成績を残した。

2018年5月6日にヤディアー・モリーナが故障者リストに登録されたことでメジャーに昇格した[5]。5月17日、右ハムストリングの張りで10日間の故障者リストに登録された[6]。復帰後に4試合出場し、その後はセプテンバーコールアップにより再昇格した。この年はメジャーで19試合に出場し、打率.114などと結果を残せなかった。

ダイヤモンドバックス時代

2018年12月5日にポール・ゴールドシュミットとのトレードで、ルーク・ウィーバーアンディ・ヤングと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[7]

2019年は111試合の出場で規定打席には届かなかったものの、打率.245・18本塁打・47打点・OPS.826などの自己最高成績を残した。

2020年新型コロナウイルスの影響で60試合制となり、39試合に出場し、打率.221・5本塁打・19打点などを記録した。

2021年4月25日のアトランタ・ブレーブス戦ではダブルヘッダー第2戦で、マディソン・バムガーナーが7回規定の参考記録でノーヒットノーランを記録したが、ケリーは先発マスクでフル出場した[8]。5月15日に左足親指の破裂骨折で10日間の故障者リスト入りとなった[9]。6月19日のロサンゼルス・ドジャース戦でウォーカー・ビューラーから死球を受けて右手首を骨折し[10]、その後の1ヶ月余りを欠場した。怪我で離脱した期間以外は正捕手として98試合に出場し、打率.240・13本塁打・46打点・OPS.754などを記録した。

プレースタイル

強肩捕手。ドラフト時は三塁手だったが、守備の評価が非常に高い。一方、打撃はマイナー通算OPS.704と課題が残る[11]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2016 STL 1014131210031000000120.154.214.231.445
2017 3475695123001560000501113.174.240.217.457
2018 1942351400043003030170.114.205.114.319
2019 ARI 111365314467719018150470001481027911.245.348.478.826
2020 39129122112750547190000601294.221.264.385.649
2021 9835930441731111312546000544167410.240.343.411.754
2022 1043543174067180710635200429047110.211.282.334.616
MLB:7年 415133811741452625714345015720310135111627338.223.309.383.692
  • 2022年度シーズン終了時

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2020 ARI 100000000----41.010000000000.001.00
2022 400000000----244.291200000447.712.36
MLB:2年 500000000----285.2101200000446.352.12
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

投手守備


投手(P)












2020 ARI 10000----
MLB 10000----
捕手守備


捕手(C)






















2016 STL 10302001.0000000----
2017 31150810.99401165.455
2018 16856001.0000550.000
2019 ARI 1017924982.9914473215.319
2020 382911321.993322193.136
2021 916172953.9928433310.233
MLB 2871965107166.992151289533.258
三塁守備


三塁(3B)












2019 ARI 10000----
MLB 10000----
  • 2021年度シーズン終了時

記録

MiLB

背番号

  • 71(2016年)
  • 30(2017年)
  • 19(2018年)
  • 18(2019年 - )

脚注

  1. Jenifer Langosch (2016年6月14日). “Wong getting work in center field in Minors” (英語). http://m.cardinals.mlb.com/news/article/184061512/cardinals-working-kolten-wong-at-center-field 2017年2月2日閲覧。
  2. Derrick Goold (2016年7月8日). “Reyes (No. 2 overall) leads new stream of Cardinals prospects in rankings” (英語). St. Louis Post-Dispatch. http://www.stltoday.com/sports/baseball/professional/birdland/reyes-no-overall-leads-new-stream-of-cardinals-prospects-in/article_1849ffb9-8fb4-5898-9b79-8c48fe020a23.html 2017年2月2日閲覧。
  3. Cards add catchers Pena & Kelly to roster (英語). MLB.com (2016年9月4日). 2017年2月2日閲覧。
  4. Kelly doubles in first Major League at-bat (英語). MLB.com (2016年9月5日). 2017年2月2日閲覧。
  5. 股間ファウル直撃でモリーナ手術 復帰最低1カ月”. 日刊スポーツ (2018年5月7日). 2022年5月2日閲覧。
  6. Cardinals' Kelly to the DL, Wainwright moved to 60-day DL (英語). USAトゥデイ (2018年5月17日). 2022年5月2日閲覧。
  7. カージナルス、Dバックスのゴールドシュミット獲得日刊スポーツ 2018年12月6日(2019年3月25日閲覧)
  8. Arizona Diamondbacks at Atlanta Braves Box Score, April 25, 2021 (英語). Baseball-Reference.com (2021年4月25日). 2022年5月2日閲覧。
  9. Jake Rill (2021年5月16日). C. Kelly (toe fracture) among 3 placed on IL (英語). MLB.com. 2021年5月17日閲覧。
  10. Dバックスがノーヒッター回避も16連敗 正捕手は骨折”. SPOTV NOW (2021年6月20日). 2022年5月2日閲覧。
  11. 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 セントルイス・カーディナルス」『隔月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 63頁

関連項目

外部リンク

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