カーソンシティ (ネバダ州)

カーソンシティCarson City)は、アメリカ合衆国ネバダ州州都。同州西部、リノ市の南約50kmに位置する。かつてはオームスバイ郡に属し、その郡庁所在地であった。1969年に同郡の全域を編入し、現在はいずれの郡にも属さない独立都市となっている。同じ形態をとっている独立都市は、全ての市が独立市であるバージニア州の市を除くとセントルイスボルチモアの2都市のみである。

カーソンシティ
Consolidated Municipality of Carson City
ネバダ州博物館
ネバダ州博物館
愛称 
Carson, CC, The Capitol
標語 
Proud of its Past...Confident of its Future
ネバダ州におけるカーソンシティ
ネバダ州におけるカーソンシティ
カーソンシティの位置(アメリカ合衆国内)
カーソンシティ
カーソンシティ
アメリカ合衆国におけるカーソンシティ
座標:北緯39度9分52秒 西経119度46分1秒
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ネバダ州の旗ネバダ州
なし (独立市)
創設 1858年
政府
  市長 Bob Crowell (民主党)
  州議会上院議員 Ben Kieckhefer
(共和党)
  州議会下院議員 Al Kramer (共和党)
面積
  合計 157 mi2 (410 km2)
  陸地 145 mi2 (380 km2)
  水域 13 mi2 (30 km2)  8.0%
標高
4,802 ft (1,463 m)
人口
(2010)
  合計 55,274人
  推計
(2018)[1]
55,414人
  密度 350人/mi2 (140人/km2)
等時帯 UTC−8 (太平洋標準時)
  夏時間 UTC−7 (太平洋夏時間)
ZIPコード
89701-89706, 89711-89714, 89721
市外局番 775
GNIS feature ID 863976
ウェブサイト carson.org
登録コード44
ネバダ州会議事堂
1877年当時のカーソンシティ

カーソンシティの人口は52,457人(2000年国勢調査)である。

同市にはネバダ州立博物館、およびネバダ州立鉄道博物館が存在する。

地理

カーソンシティは、北緯39度9分39秒 西経119度45分14秒(39.160949, -119.753877)[2]に位置している。

アメリカ合衆国統計局によると、カーソンシティは総面積403.2 km2 (155.7 mi2) である。このうち371.3 km2 (143.4 mi2) が陸地で31.9 km2 (12.3 mi2) が水地域である。総面積の7.91%が水地域となっている。

交通

カーソンシティの玄関口となるのはリノ市にあるリノ・タホ国際空港である。カーソンシティ空港もあるが、規模が小さく便数も少ないため、通常はリノ・タホ国際空港から車でカーソンシティを目指す。アムトラックの駅もグレイハウンドのバスターミナルもすべてリノにあり、カーソンシティ市内にはない。

また、カーソンシティには州間高速道路が通っていない。アラスカ州ハワイ州を除く本土48州の州都で州間高速道路が通っていないのはカーソンシティのほかにはサウスダコタ州ピアミズーリ州ジェファーソンシティデラウェア州ドーバーの3都市のみである。しかし、現在リノを通る州間高速道路I-80から分岐し、カーソンシティの環状道路となるI-580の建設が進んでいる。

人口動静

2000年現在の国勢調査で、カーソンシティは人口52,457人、世帯数20,171、13,252家族が暮らしている。人口密度は141人/km2 (366人/mi2) である。57軒/km2 (148軒/mi2) の密度で21,283軒の住宅が建っている。

同市の人口構成を人種別に見ると白人85.30%、アフリカン・アメリカン1.80%、ネイティブ・アメリカン2.40%、アジア人1.77%、太平洋諸島系0.14%、その他の人種6.46%、及び混血2.12%である。人口の14.23%はヒスパニックまたはラテン系である。

同市の20,171世帯のうち、18歳未満の子供がいる世帯は29.80%、結婚・同居している世帯は50.00%、未婚・離婚女性が世帯主である世帯は11.00%、非家族世帯は34.30%である。単身世帯は27.80%、65歳以上の老人1人暮らしの世帯は11.00%である。世帯の平均構成人数は2.44人、家族の平均構成人数は2.97人である。

同市の人口構成を年齢別に見ると18歳未満23.40%、18-24歳7.90%、25-44歳28.90%、45-64歳24.90%、65歳以上14.90%となっている。年齢の中央値は39歳である。性比は女性100人あたり男性106.90人である。18歳以上では女性100人あたり男性は108.20人である。

同市の世帯の収入の中央値は41,809米ドルであり、家族の収入の中央値は49,570米ドルである。収入の中央値を性別で見ると男性35,296米ドルに対して女性は27,418米ドルである。同市の1人当たり収入 (per capita income) は20,943米ドルである。人口の10.00%及び家族の6.90% は貧困線以下である。18歳未満の13.70%及び65歳以上の5.80%は貧困線以下の生活を送っている。

ギャラリー

脚注

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.