エスタディオ・アノエタ

エスタディオ・アノエタ西: Estadio Municipal de Anoeta)は、スペインバスク自治州ギプスコア県サン・セバスティアンにある多目的スタジアム。スポンサーシップ契約により、レアレ・アレーナ(Reale Arena)として知られる。収容人数は32,076人。サッカークラブのレアル・ソシエダのホームスタジアムであり、多くの場合サッカーの試合に使用される。2009-10シーズン以降、フランスのビアリッツに本拠地を置くラグビーユニオンクラブのビアリッツ・オランピックアヴィロン・バイヨネは、ハイネケン・カップのホームゲームを収容人数の多いアノエタで開催することもある[1][2][3]。サッカーの試合で使用されることが多いが、陸上トラックが併設されておりスタンドとピッチの距離が遠く、試合中に「冷めた」雰囲気が生じるため、スタジアムに対して不満を持つファンもいたが、陸上トラックの撤去を含む改修工事を行い、2019-20年シーズン途中よりサッカー専用スタジアムへ生まれ変わった。尚、このスタジアムはFCバルセロナが鬼門としていて、2007年から2017年までの10年間、このスタジアムで勝てていなかった。

エスタディオ・アノエタ
Estadio de Anoeta
レアレ・アレーナ
Reale Arena
施設情報
所在地 スペインの旗 スペイン バスク自治州ギプスコア県サン・セバスティアン
位置
開場 1993
所有者 サン・セバスティアン市議会
運用者 サン・セバスティアン市議会
ピッチサイズ 105メートル (115 yd) x 70メートル (77 yd)
使用チーム、大会
レアル・ソシエダ
収容人員
39,500

歴史

1993年に開場し、サン・セバスティアン市が所有している。2004年、レアル・ソシエダのホセ・ルイス・アスティアサラン会長は、ギプスコアレナと呼ばれる計画を開始した[4]。収容人数を42,000人まで増加させることを意図する、2007年に完了予定の計画であり、計画には陸上トラックの撤去も含まれた。この計画ではまた、ホテル、ショップ、他の施設の建設なども意図していたが、提案はすぐにサン・セバスティアン市議会に否認された[5]

2007年末に向けて、レアル・ソシエダの会長候補だったイニャキ・バディオラは、サン・セバスティアン市に向けてスタジアムの買収を提案したが[6]、やはりすぐにサン・セバスティアン市議会に否認された[7]。2008年、会長となったバディオラは新たにふたつの提案を行い[8]、そのひとつは4年前のギプスコアレナに似通ったものだった。これらの提案はサン・セバスティアン市議会で検討されたが、2008年12月20日にバディオラは会長から退任した。続いて就任したホキン・アペリバイ会長はスタジアム改修の新たな試みを開始した。

脚注

  1. ハイネケンカップ試合記録、2011年7月28日閲覧
  2. 欧州チャレンジカップ試合記録、2011年7月28日閲覧
  3. フランス選手権トップ14試合記録、2011年7月28日閲覧
  4. Gipuzkoarena YouTube(スペイン語)
  5. Elorza comunica a la Real que el Gipuzkoarena "pertenece ya al pasado"エル・パイス、2004年8月31日(スペイン語)
  6. Badiola propone que la Real compre Anoeta al Ayuntamiento エル・ディアリオ・バスコ、2007年12月4日(スペイン語)
  7. Odón Elorza frena la propuesta de Badiola de comprar Anoeta エル・ディアリオ・バスコ、2007年12月6日(スペイン語)
  8. Badiola propone al Ayuntamiento convertir Anoeta en zona residencial y trasladar el estadio ノティシアス・デ・ギプスコア、2008年4月15日(スペイン語)

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.