イブラーヒーム (ウマイヤ朝)
イブラーヒーム(生年不詳 - 750年1月25日)は、ウマイヤ朝の第13代カリフ(在位:744年10月3日 - 12月12日)。
イブラーヒーム إبراهيم بن الوليد | |
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ウマイヤ朝カリフ | |
在位 | 744年10月3日 - 12月12日 |
死去 |
750年1月25日 |
家名 | ウマイヤ家 |
王朝 | ウマイヤ朝 |
父親 | ワリード1世 |
宗教 | イスラム教スンナ派 |
生涯
第6代カリフ・ワリード1世の子。第13代カリフで兄に当たるヤズィード3世の早世で跡を継いだ。しかし第4代カリフ・マルワーン1世の孫でイラク総督のマルワーン2世はこれを認めず反乱を起こし[1]、敗れたイブラーヒームはパルミラに逃亡した。在位わずか6ヶ月足らずで、35歳の命を疫病に奪われた。[2]
脚注
- 兄・ヤズィード3世がクーデターを起こしたことがウマイヤ一族で不満を持たれていたという
- 前嶋信次 (2000年). 千夜一夜物語と中東文化. 東洋文庫. p. 78
参考文献
- アミール・アリ『回教史 A Short History of the Saracens』(1942年、善隣社)
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