XMASS
概要
XMASS実験は、約-100℃に冷却した液体キセノンを用いた検出器で暗黒物質の正体を明らかにすることを目的とするとして建設された[1]。
研究成果
2014年9月、「XMASS-I」による高感度探索で、暗黒物質の有力候補の1つだったSuper-WIMPのうち、電子の10分の1から5分の1(40keVから120keV)の軽い質量範囲のものについて、ダークマターである可能性が排除された[3][4][5]。
関連項目
脚注
- “XMASS実験概要”. 東京大学宇宙線研究所. 2016年3月1日閲覧。
- “将来計画|XMASS”. 東京大学宇宙線研究所. 2016年3月1日閲覧。
- “XMASS実験で、「Super-WIMP」がダークマター候補から外れる”. AstroArts (2014年9月29日). 2016年3月1日閲覧。
- “XMASS実験により極めて弱く相互作用するボゾンが暗黒物質である可能性を排除”. 東京大学宇宙線研究所 (2014年9月19日). 2016年3月1日閲覧。
- Abe, K.; Hieda, K.; Hiraide, K.; Hirano, S.; Kishimoto, Y.; Ichimura, K.; Kobayashi, K.; Moriyama, S. et al. (2014). “Search for Bosonic Superweakly Interacting Massive Dark Matter Particles with the XMASS-I Detector”. Physical Review Letters 113 (12). doi:10.1103/PhysRevLett.113.121301. ISSN 0031-9007.
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 中村輝石, 身内賢太朗, 「NEWAGE: 方向に感度をもつダークマター直接検出実験」『日本物理学会誌』 71巻 7号 2016年 p.469-473, doi:10.11316/butsuri.71.7_469
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