THE HEART

THE HEART(ザ・ハート)は、井口一彦を中心に1983年に結成されたバンド。1988年にデビュー、1992年に解散した。

メンバー

元メンバー

  • 斉藤律 (さいとう りつ、1967年(昭和42年)3月15日 - ) - 初代ギター。1989年脱退。
  • 後藤進(ごとう すすむ) - 初代ベース。
  • 辻武春 (つじ たけはる) - 初代ドラム。1989年脱退。
  • 草野憲一 (くさの けんいち、1967年6月21日 - ) - 2代目ドラム。1989年にサポートとして参加し、1991年「アカシア」発売後のツアーで正式加入するが、1992年にバンドが解散したため、結果ワンツアーのみの参加となる。

サポート・メンバー

概要・来歴

1983年、井口・辻・後藤のバンドに斉藤が加入、THE HEART始動。1985年、ヤマハEastWestでグランプリ受賞。当時ドラマーであった辻はベストドラマー賞も受賞。1988年2月、アルバム『CHAPMAN』でデビュー。メンバー・チェンジは激しかったが井口の迫力あるボーカルである程度の成功を収める。BEAT CHILDや広島平和コンサート、ロックンロールバンドスタンドなどのイベントにもデビュー前年から複数回参加。1992年、解散。2005年、一時的に再結成、各地でライブを敢行。2007年以降、活動は行われていない。

エピソード

アマチュア時代、コンテストに数多くエントリーしていた理由は1984年のYAMAHA EastWestでTHE HEARTが予選敗退に終わり、知り合いのバンドを全国大会会場である中野サンプラザに観に行ったこと悔しさからと言われている。その大会は後の"中期"~"後期"のTHE HEARTの要的存在藤尾領率いるA-JARIも出場していた。

1985年のYAMAHA EAST&WESTのジュニア部門でグランプリを受賞したが、当時の大手レコード会社7社からのオファーはあったものの、芸能事務所からの誘いはなかった。その事実を隠されたままYAMAHAから誘いがあったが、席上で他社からのオファーがあった話を聞いた井口はYAMAHAの誘いを全面的に断った。

THE HEARTの1stアルバム『CHAPMAN』は、ジョン・レノンを銃殺した犯人、マーク・チャップマンを題材にしたものであるが、井口含め当時のメンバーはジョン・レノンビートルズに興味はなかった。

所属事務所はマザーエンタープライズ。レコード会社は同社のレコードレーベル、Mother&Childrenであったが、レーベルは後にアルファ・ムーンと合併しMMGとなり、その後イーストウエスト・ジャパンと社名変更、ワーナーミュージック・ジャパンに吸収合併されている。

当時、ライヴで使用していたオベーション尾崎豊所有のものだった。

当初、デビューはもっと早い時期に予定されていたが、RED WARRIORSのデビューが重なり、伸ばし伸ばしにされた。しかし、RED WARRIORSとの新宿LOFTでの対バンライヴがあった事により所属事務所から直接契約交渉を受ける事になった。

ディスコグラフィー

アルバム

発売日タイトルプロデューサー品番備考
1988年2月1日CHAPMAN樫原伸彦MCD-1002
1990年3月10日AMCX-4059再発
1988年11月21日雨は止みそうもない田中一郎MCD-1005
1990年3月10日AMCX-4060再発
1989年11月28日黄熱32XM-100
1991年7月25日アカシアAMCX-4111
1996年7月25日a Chronicle of THE HEARTAMCX-4262ベスト・アルバム

シングル

発売日タイトルc/w品番備考
1988年4月1日JENIFFER
1988年7月21日風の詩-THE DAY-君の姿をさがしてる
1988年11月21日雨は止みそうもないアイツとバッシュとマドンナとMCD-8
1989年6月1日最後の砦優しさの跡で
1990年10月25日マーガレット陽のあたらない部屋AMDX-6024
1991年7月10日遠い足跡マーガレットAMDX-6039VictoriaCM曲

ビデオ

発売日タイトル品番備考
1992年11月10日THE HEART VIDEO CLIPS 88-91 轍AMVX-80196曲収録

自主制作

発売日タイトル備考
1983年(不明)5曲収録

オムニバス

発売日タイトル備考
1985年Light Music Contest'85 East West'85 LIVEstardust収録

参考

THE HEART作品”. オリコンスタイル. 2015年1月24日閲覧。

脚注

出典

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