太陽石油
太陽石油株式会社(たいようせきゆ、Taiyo Oil Company, Limited)は、石油製品の精製および販売等を行う日本の会社。国内市場占有率は4位。本社は東京都千代田区内幸町二丁目2番3号(日比谷国際ビル)に置く。
本社のある日比谷国際ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒100-0011 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル15階 |
設立 |
1941年2月27日 (創業は1908年9月) |
業種 | 石油・石炭製品 |
法人番号 | 4010001021635 |
事業内容 | 石油の開発・輸入・精製・販売、石油化学製品の製造・販売など |
代表者 |
岡 豊(代表取締役社長執行役員) 松木 徹(代表取締役専務執行役員) 諸原 浩(代表取締役常務執行役員) |
資本金 | 4億円 |
売上高 |
単体:4,576億2,300万円 (2021年3月期)[1] |
営業利益 |
単体:376億3,500万円 (2021年3月期)[1] |
経常利益 |
単体:374億800万円 (2021年3月期)[1] |
純利益 |
単体:260億5,900万円 (2021年3月期)[1] |
純資産 |
単体:721億900万円 (2021年3月期)[1] |
総資産 |
単体:2,562億700万円 (2021年3月期)[1] |
従業員数 | 742人(2021年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
関係する人物 | 青木繁吉(創業者) |
外部リンク | https://www.taiyooil.net/ |
現在のコーポレートスローガンは「この星と人のチカラに。」。
概説
民族系石油元売会社の1つで、愛媛県を地盤とし、主に西日本(特に、近畿・四国地方)に事業展開している。ガソリンスタンドの現在のブランド名は、SOLATO(ソラト)である(ロゴマークのデザイン上"A"はギリシア文字のΔに近く、上部にはウムラウト状の点が二つ付く。2008年9月まではTAIYO)。ブランド名の由来は太陽を意味する「ソーラー」と明日を意味する「トゥモロー」からきている。また、ソ連やルーマニアから日本で初めて石油の輸入を行うなど、旧東側諸国からの石油輸入に積極的であった。
なお、石油販売を中心に行っている太陽鉱油とは別会社である。
沿革
- 1908年 - 高知県にて青木石油店創業。
- 1930年 - 青木石油株式会社設立。
- 1941年 - 青木石油、ミカド製油、松岡石油の石油精製部門を統合し、太陽石油株式会社を設立。
- 1943年6月21日 - 本店を東京市芝区三田豊岡町50番地(現在の東京都港区三田)から愛媛県八幡浜市1581番地に移転。
- 1958年 - 日本初のソ連産原油輸入。
- 1960年10月10日 - 本店を東京都港区赤坂檜町3番地に移転。
- 1964年 - 日本初のルーマニア産原油輸入。
- 1969年 - 石油連盟に加盟。
- 1985年 - 太陽ブランドの潤滑油販売開始。関東地区で太陽石油サービスステーションの運営開始。
- 1988年 -「TAIYO」のロゴマークを導入。
- 2004年 - 太陽石油化学株式会社を設立し、三井化学株式会社山口スチレン工場を買収。
- 2006年1月17日 - 四国事業所にて原油貯蔵タンク火災事故(後述)。
- 2008年9月 - 創業100周年を機に、新ブランド「SOLATO」の展開開始。
- 2014年3月 - 太陽石油化学株式会社を吸収合併。
- 2016年10月 - ブラジル企業ペトロブラスより南西石油を買収し子会社化。
- 2017年4月 - 当社初の沖縄県内拠点となる、沖縄営業所(現・沖縄総合事務所)を開設。
事業所
宣伝・広報活動
テレビ
ラジオ
モータースポーツ
- TEAM TAKEUCHI - チームスポンサー
イメージガール
イメージソング
- CoCo - 無敵のOnly You 1991年
スポーツ
- 愛媛FC(ユニホーム胸スポンサー)
- 四国アイランドリーグplus(2008年までオフィシャルスポンサー)
不祥事
太陽石油四国事業所・原油貯蔵タンク火災事件
2006年1月17日14時頃、太陽石油四国事業所で敷地内の原油貯蔵タンク内で火災が起こり、原油の抜き取り作業をしていた作業員7人のうち5人が全身火傷などで殉職する事故が起こった。太陽石油の規定ではタンク内での作業には社員が立ち会うことになっていたが、火災当日は一度も社員が現場におらず、作業マニュアルの任意提出を求め、安全管理に問題がなかったかどうか事情聴取を進めている。関係者は、作業員らはタンク内でスタンド式の照明3基を使っており、ライトが倒れた後出火したと供述していることから、愛媛県警はアスファルト状の油分を含んだ汚泥が、タンク底から高さ20cmから30cm程度まで残っていたため、何らかの原因でこの汚泥などに火がついた可能性があるとして捜査を進めている。
関連項目
- 青木繁吉 - 創業者
出典
- 決算概要 2020年度(第84期)単体 (PDF)
- “愛媛県が太陽石油を行政処分 高圧ガス保安法に違反”. 愛媛新聞. 2022年12月3日閲覧。
- “太陽石油株式会社に対する行政処分を行い、あわせて、他の認定事業所に法令手続及び保安管理の適切な実施について注意喚起等を行いました”. 経済産業省. 2022年12月3日閲覧。
外部リンク
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