SHIGA CITY FC

SHIGA CITY FC(シガシティエフシー)は、滋賀県大津市を本拠地としていた社会人サッカークラブ。過去にJリーグ加盟を目指していたクラブの一つである。

SHIGA CITY FC
原語表記 SHIGA CITY FC
呼称 SHIGA CITY FC
愛称 シガシティ
クラブカラー   水色
創設年 1992年
解散年 2020年
ホームタウン 滋賀県大津市
ホームスタジアム 野洲川歴史公園サッカー場コートA・コートB
収容人数 400(野洲川A)
1,200(野洲川B)
運営法人 SHIGA CITY株式会社
代表者 福重伯枝
監督 日本の旗 川林拓真
公式サイト 公式サイト
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ
SHIGA CITY株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
520-0021
滋賀県大津市二本松1-1
BRANCH大津京 ハッシュタグシェアオフィス
設立 2019年6月26日
業種 サービス業
法人番号 2160001021770
事業内容 スポーツ振興事業、サッカークラブチーム運営
代表者 代表取締役社長 福重 伯枝
外部リンク https://shigacity-fc.jp/

歴史

1992年滋賀県立守山北高等学校の卒業生などを中心にマッチーズFCとして創設、ホームタウンは滋賀県大津市に置いた。クラブ名は当時のキャプテンであった松山裕嗣の名字からとったものであった[1]

1993年年に大津市サッカーリーグへ加盟、同リーグ5部で優勝・4部昇格。以後、4年連続で優勝・昇格[2]したが、大津市2部で優勝した1996年に同リーグを脱退[3]し、滋賀県サッカー協会に加盟[2]。同年、滋賀県社会人サッカーリーグでは最下級となる5部からの参戦となったが即優勝、天皇杯の滋賀県予選である滋賀県サッカー選手権大会にも初参加しベスト8まで進出した[2]。以後4年連続で優勝・昇格、2000年には滋賀県1部にまで駆け上がった[2]2001年には、第81回天皇杯全日本サッカー選手権大会に滋賀県代表として天皇杯本戦に初出場、第82回大会にも滋賀県代表として出場した[2]。なお、結果はどちらも1回戦敗退であった[2]

2017年2月2日、「株式会社滋賀ユナイテッド」が「滋賀ユナイテッドベースボールクラブ」と並行して運営する「滋賀ユナイテッドフットボールクラブ(略称:滋賀ユナイテッドFC)」にマッチーズFCのトップチームと合併させ、サッカー部門の(新)トップチームとして運営すると共に名称を滋賀ユナイテッドマッチーズフットボールクラブ(略称:滋賀ユナイテッドMFC)とすること、及び、Jリーグを目指すことが発表された[4]。また、ホームタウンを「滋賀県全域」に拡大した[5]

2017年、滋賀県1部を2年ぶりに制覇し、関西府県サッカーリーグ決勝大会に進出、一次リーグを無敗で通過し決勝トーナメントに進出したが、1回戦で阪南パニックスFCに敗れ初の関西サッカーリーグ2部昇格は叶わなかった[6][7]

続く2018年も滋賀県1部を制し、2年連続で関西府県サッカーリーグ決勝大会に進出、この年も一次リーグを無敗で通過し決勝トーナメントまで進出、準優勝し入替戦にまで進出したが、ルネス学園甲賀サッカークラブに敗戦、2年連続で関西サッカーリーグ2部昇格はならなかった[8][9][10]。この年は、運営法人の株式会社滋賀ユナイテッドが野球部門に重点を移してスタッフも野球関係者が大半を占めるようになり、スポンサー営業に関わっていた福重伯枝は目標の異なるサッカー部門の運営に限界を感じていたといい、入替戦敗戦より遂に解散話が浮上したことからサッカー部門の独立を決意、2019年2月1日を以て、社会人サッカー事業を株式会社滋賀ユナイテッドから独立させた[11]。独立時の名称は「SHIGA CITY MFC」で、3月に行われた「第55回全国社会人サッカー選手権大会滋賀県大会(全国社会人サッカー選手権大会滋賀県予選)」、4月に行われた「第24回滋賀県サッカー選手権大会(滋賀県FAカップ)」、7月に行われた「第26回全国クラブチームサッカー選手権大会滋賀県大会(全国クラブチームサッカー選手権大会滋賀県予選)」には「滋賀MFC」として参加した[12][13]。同年6月26日、福重が「SHIGA CITY株式会社」を創業し、新クラブ名をSHIGA CITY FCと決定、ホームタウンを滋賀県大津市に戻して、引き続きJリーグ加盟を目指すこととなった[14][11]

2019年も滋賀県1部を制し3連覇を達成、3年連続での関西府県サッカーリーグ決勝大会進出を決める。この大会には独立当初の名称である「SHIGA CITY MFC」として参加した[15]が、1勝1敗でグループD 2位となり、一次リーグ敗退となった[16]

2021年2月、昨シーズンをもってトップチームを解散したことが公式サイトで発表された[17]。なお、解散に際しては、旧マッチーズFCの松山代表からの、チームの「返還」申し入れに応じたものとされているが、2022年末現在、大津市リーグや滋賀県リーグにてマッチーズFCが活動を再開したとされる記録は確認されていない。運営会社のSHIGA CITY株式会社は現存しており、現在は乳幼児・小学生を対象としたサッカースクールを展開している[18]

成績

マッチーズFC

年度所属順位勝点試合得点失点得失差
2002 滋賀県1部 2位 27 11 16
2003 2位 25 11 12
2004 3位 20 11 15
2005 2位 27 12 14
20069位12124082140-19
20079位14124261939-20
20087位131141628280
20096位15115061626-10
20108位14113531945-26
20119位121140725250
20129位12114071824-6
201311位10113171432-18
2014滋賀県2部Bブロック2位1124731341024
2015滋賀県1部優勝1125812331419
20164位111961430228

滋賀ユナイテッドMFC

年度所属順位勝点試合得点失点得失差
2017滋賀県1部優勝1126821341222
2018優勝1130100132527

SHIGA CITY FC

年度所属順位勝点試合得点失点得失差
2019滋賀県1部優勝271183037631
20203位 28 119 1 1 62 9 53

天皇杯

年月日ラウンド会場得点対戦相手観客
812001年11月25日1回戦皇子山0 - 7湘南ベルマーレ818
822002年12月1日1回戦皇子山0 - 7川崎フロンターレ753

タイトル

  • 滋賀県社会人サッカーリーグ
    • 1部:4回(2015年、2017年、2018年、2019年)
    • 2部:1回(1999年)
    • 3部:1回(1998年)
    • 4部:1回(1997年)
    • 5部:1回(1996年)
  • 大津市サッカーリーグ
    • 2部:1回(1996年)
    • 3部:1回(1995年)
    • 4部:1回(1994年)
    • 5部:1回(1993年)
  • 滋賀県サッカー選手権大会(滋賀県FAカップ)天皇杯滋賀県予選):2回(2001年、2002年)
  • 滋賀県サッカー選手権大会(社会人の部):6回(2000年、2001年、2002年、2004年、2015年、2019年)
  • 全国社会人サッカー選手権大会滋賀県大会(全国社会人サッカー選手権大会滋賀県予選):2回(2001年、2002年)
  • 全国クラブチームサッカー選手権大会滋賀県大会(全国クラブチームサッカー選手権大会滋賀県予選):8回(1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2004年、2015年、2018年)
  • 大津市長杯争奪:1回(1995年)
  • 大津市サッカー協会長杯:1回(1995年)

所属選手・スタッフ

2020年

スタッフ

役職氏名前職備考
監督日本の旗 川林拓真スペインの旗 CFダムU19 A 分析担当

選手

PosNo.選手名前所属備考
GK 1日本の旗 隅谷悠貴レイジェンド滋賀FC
25日本の旗 山嵜啓吾北陸大学
DF 5日本の旗 齋藤竜汰びわこ成蹊スポーツ大学
7日本の旗 岡本雄志京都先端科学大学
MF 4日本の旗 塙愛斗熱田高校
10日本の旗 野村恭平東山高校
11日本の旗 長束剛治京都学園大学
13日本の旗 植田裕史いわきFC
15日本の旗 高橋蓮九州産業大学
18日本の旗 佐藤広騎ポルベニル飛鳥
--日本の旗 阪本雅紀草津FCテルフィー
FW 6日本の旗 本木下凌びわこ成蹊スポーツ大学
8日本の旗 大西勇輝立命館大学U-16日本代表
16日本の旗 林倖二郎京都橘高校
17日本の旗 会津拓珠桂向FC
20日本の旗 久田和歩龍谷大学

ユニフォーム

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) 水色 水色 水色
FP(2nd)
GK(1st) オレンジ オレンジ オレンジ
GK(2nd)
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

クラブカラー

  • - 2016年    
  • 2017年 - 2018年     黒、   
    • 「白(   )」は何色にでも染まることから、「様々な変化に適応する」ことを、「黒(   )」は何色にも染まらないことから、「何事にもブレない哲学」をそれぞれ表しており、新しい滋賀県のイメージを作っていきたいという意味が込められていたが、2年間の使用でいともあっさりと変更された。
  • 2019年 -     水色

ユニフォームスポンサー

掲出箇所スポンサー名表記掲出年備考
エー・ネクストA-Next2019年11月 -2017年 - 2018年は背中上部
鎖骨 なし--
背中上部 三王不動産グループ街づくり・人づくり・家づくり
三王不動産グループ
2019年11月 -
背中下部 なし--
HonkiHONKI2019年11月 -
パンツ 近江ボードOHMI BOARD
Since 1994
2019年11月 -

ユニフォームサプライヤー

歴代ユニフォームスポンサー年表

年度鎖骨背中上部背中下部パンツサプライヤー
2016------NIKE
2017M's SQUARE
エムズスクエア Since 2016.9.1
A-Nextリカーマウンテン株式会社 R&PShiga Kankonew balance
2018
2019-/
A-Next
-/
街づくり・人づくり・家づくり
三王不動産グループ
--/
HONKI
-/
OHMI BOARD
Since 1994
NIKE/
GIOCA
2020A-Next街づくり・人づくり・家づくり
三王不動産グループ
HONKIOHMI BOARD
Since 1994
GIOCA

脚注

  1. 由来”. マッチーズFC. 2019年8月19日閲覧。
  2. 歴史”. マッチーズFC. 2019年6月22日閲覧。
  3. 大津市サッカーリーグは日本サッカーのリーグ構成に属さないローカルリーグであり、同リーグ1部で優勝しても滋賀県社会人サッカーリーグへの昇格はできない。
  4. ご報告”. 株式会社滋賀ユナイテッド. 2017年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧。
  5. チーム概要”. 株式会社滋賀ユナイテッド. 2018年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月22日閲覧。
  6. 順位表:第52回関西府県サッカーリーグ決勝大会(一次リーグ)”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  7. トーナメント表:第52回関西府県サッカーリーグ決勝大会(決勝Tm)”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  8. 順位表:第53回関西府県サッカーリーグ決勝大会(一次リーグ)”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  9. トーナメント表:第53回関西府県サッカーリーグ決勝大会(決勝Tm)”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  10. トーナメント表:関西サッカーリーグ入替戦2018”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  11. 滋賀のサッカーの100年後を見据えJリーグチームを目指して”. 公益社団法人滋賀県産業支援プラザ. 2020年9月3日閲覧。
  12. ⚽️ようこそ!!⚽️”. SHIGA CITY FC (2019年4月15日). 2019年6月22日閲覧。
  13. 第24回滋賀県サッカー選手権大会兼天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会滋賀県代表決定戦(4/7・4/21・5/12)”. 公益社団法人 滋賀県サッカー協会. 2019年6月22日閲覧。
  14. 会社概要”. 株式会社SHIGA CITY. 2020年9月3日閲覧。
  15. 参加チーム:第53回関西府県サッカーリーグ決勝大会(一次リーグ)”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  16. 順位表:第54回関西府県サッカーリーグ決勝大会(一次リーグ)”. DNPコミュニケーションデザイン. 2020年9月3日閲覧。
  17. 『【SHIGA CITY FCトップチーム解散のお知らせ】』(プレスリリース)SHIGA CITY FChttps://shigacity-fc.jp/contents/news/?p=1392021年2月12日閲覧
  18. アカデミー

関連項目

外部リンク

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