Pa.400 (航空機)
概要
1938年(昭和13年)、ニコラス・ロラン・ペイヤン率いるペイヤン社と三菱は、技術提携によって小型の戦闘爆撃機を共同開発することを検討した。Pa.400はこの際に計画されたもので、800 kmの航続距離を持つ雷撃が可能な機体という日本側からの要求に従い設計された。設計のみに終わっており、実機の製作などは行われていない。
機体の設計は、直線翼の主翼とデルタ翼の巨大な水平尾翼を組み合わせた翼平面形、二重反転プロペラの採用など、ペイヤンの設計の特徴がよく現れたものになっている。
諸元(計画値)
- 全長:10.0 m
- 全幅:6.6 m
- 全高:2.7 m
- 翼面積:25.0 m2
- 空虚重量:2,170 kg
- 最大離陸重量:5,860 kg
- 最大速度:580 km/h
- 武装:800kg魚雷ほか
出典
- 米国を騙した国防科学雑誌「機械化」 - note、佐原晃、2014年10月19日、2016年11月23日閲覧。
- Payen-Mitsubishi Pa.400 - FANTASTIC PLASTIC Virtual Museum Shop(英語)。2016年11月23日閲覧。
- PAYEN PA 400 - Modelarchives(英語/フランス語)。2016年11月23日閲覧。
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.