皆川明

皆川 明(みながわ あきら、1967年 - )は、東京都出身のファッションデザイナー多摩美術大学教授。

来歴

1967年東京都生まれ。1986年神奈川県立港北高等学校卒業。1987年文化服装学院服飾専門課程II部服装科(夜間)入学。1989年、大西和子のメーカー「P・J・C」入社。独立して、1995年「ミナ(minä)」ブランド開始。2003年「ミナ・ペルホネン(minä perhonen)」に名称変更し、2004年パリ・コレクション初参加。

2006年大阪成蹊大学芸術学部客員教授。2008年多摩美術大学美術学部生産デザイン学科客員教授、2022年から同大学教授。

人物

  • 高校のときは陸上長距離選手だったが、怪我により長距離ランナーへの道を断念、進学せずにヨーロッパ各地を旅した。そこで、輸入家具を扱う祖父母の影響から興味を持ったフィンランドなど北欧のデザインやライフスタイルに触れる。また、パリ・コレクション関連のアルバイトの機会を偶然得たことで、ファッションを志すきっかけとなった。
  • ヨーロッパ旅行から戻り、19歳で文化服装学院夜間コースに入学した頃の印象深かった思い出は、文化祭ファッションショーの参加。
  • 「P・J・C」でパターン製作やレース素材のノウハウを学ぶ。27歳で独立して「ミナ(minä)」ブランドを始めるが、軌道に乗るまで、築地魚市場でアルバイトしながら生計を立てた。
  • ブランド名のペルホネンはフィンランド語の意味。「minä perhonen」の商品名はフィンランド語から採られている。
  • 2006年デンマークのテキスタイルメーカー「kvadrat(クヴァドラ)」、2010年英国リバティ社からデザイン生地発表。
  • 2011年東京スカイツリー青森県立美術館伊勢丹新宿本店「Beauty Apothecary」フロアスタッフのユニフォームをデザインした。
  • 装苑『minä perhonen のえことば』を連載した。

受賞

個展

グループ展

  • 2001年「CONTINUOUS CONNECTION Part-1」、国際デザインコンテスト第4回デザイン21、フェリッシモ デザインハウス、ニューヨークアメリカ
  • 2003年「ROPPONGI CROSSING」森美術館、東京
  • 2007年「Chocolate」21_21 DESIGN SITE、東京
  • 2007年「THIS PLAY」21_21 DESIGN SITE、東京
  • 2009年「Second Nature---a Danish Japanese design exhibition」Rundertaan、コペンハーゲンデンマーク
  • 2010年「Future Beauty 30 Years of Japanese Fashion」グループ展、イギリス
  • 2011年「『森へ探しに。』minä perhonen table wear 皆川明+安藤雅信」展覧会
  • 2012年「ツノムシテン 触展」MATERIO base ギャラリーヨルカ、東京
  • 2012年、皆川明+安藤雅信「はねの器 ハナの器」展、ギャラリーMITATE、ギャラリー ル・ベイン、東京

出演

共編

  • 皆川明 編『ミナを着て旅に出よう』DAI‐X出版、2003年2月。
  • 皆川明 編『皆川明の旅のかけら』文化出版局、2003年11月。
  • 工藤直子・皆川 明 編『おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)』フェリシモ出版、2010年4月。
  • 皆川明 編『すてきなあなたに よりぬき集』暮しの手帖社、2012年6月。
  • 皆川明 編『今日のまかない』マガジンハウス、2014年9月。
  • 皆川明 編『ミナ ペルホネンの時のかさなり』文化出版局、2014年10月。
  • 谷川俊太郎・皆川明 編『はいくないきもの (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)』クレヨンハウス、2015年4月。
  • ワタリウム美術館・皆川明 編『皆川明100日WORKSHOP (スペースシャワーブックス)』スペースシャワーネットワーク、2017年3月。

外部リンク

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