MAN・ライオンズ・シティ

ライオンズ・シティ英語: Lion's City)は、ドイツMANグループのMAN Truck & Bus(旧:MAN Nutzfahrzeuge AG)が製造・販売する大型路線バスである。

ポーランドのライオンズ・シティ
(電動車)

概要

ノンステップ構造を標準で採用し、1996年に初代モデルを発売。かつてはドイツ国内で製造されていたが、2004年の2代目モデル発売以降はポーランドの新工場に製造拠点が段階的に移され、ドイツでの製造は2008年半ばに中止された。

2017年7月には車両デザインを一新した3代目モデルが発表されたが[1]2018年5月には生産開始を2019年に延期すると発表した[2]2020年には電気バスモデルがラインナップに追加された。

主にヨーロッパ市場向けに製造されているため、左ハンドル仕様を基本としているが、シンガポール香港市場向けとして右ハンドル仕様も少なからず存在する。

主なラインアップ

単車バス

ライオンズ・シティ(初代)
ペンザロシア)での採用例
ライオンズ・シティ(2代目)
ヤブロネツ・ナド・ニソウチェコ)での採用例
ライオンズ・シティ12
アムステルダムオランダ)での採用例
ライオンズ・シティ12 G
ブロンフランス)での採用例
ライオンズ・シティ12[3](ライオンズ・シティ)
標準モデルの2軸車。2扉または3扉
  • 全長 : 12.185m
  • 全高 : 3.06m
ライオンズ・シティ12 E[4]
標準モデルの2軸電動車。2扉または3扉。
  • 全長 : 12.2m
  • 全高 : 3.32m
ライオンズ・シティ12 G[5]
標準モデルの2軸CNG車。2扉または3扉。
  • 全長 : 12.185m
  • 全高 : 3.295m
ライオンズ・シティÜ[6]
標準モデルの2軸車。2扉または3扉。
  • 全長 : 11.98m
  • 全高 : 2.88m
ライオンズ・シティLE Ü[7]
標準モデルの2軸車。2扉(前扉は片開きドア)。
  • 全長 : 11.857m
  • 全高 : 3.115m
ライオンズ・シティLE[8]
標準モデルの2軸車。2扉。
  • 全長 : 11.857m
  • 全高 : 3.115m
ライオンズ・シティC[9]
ロングボディの3軸車。2扉または3扉。
  • 全長 : 13.68m
  • 全高 : 3.32m
ライオンズ・シティC LE[10]
ロングボディの3軸車。2扉または3扉。
  • 全長 : 13.68m
  • 全高 : 2.88m
ライオンズ・シティL[11]
ロングボディの3軸車。2扉または3扉。
  • 全長 : 14.705m
  • 全高 : 2.88m
ライオンズ・シティL LE[12]
ロングボディの3軸車。2扉または3扉。
  • 全長 : 14.705m
  • 全高 : 2.88m
ライオンズ・シティ10 E[13]
ショートボディの2軸電動車。2扉または3扉。2022年に新モデルとして追加された。
  • 全長 : 10.575m
  • 全高 : 3.405m

連節バス

ライオンズ・シティ18
シュチェチン(ポーランド)での採用例
ライオンズ・シティ18 G
コブレンツ(ドイツ)での採用例

連節バスはいずれも、先頭車両が前後2軸、後部車両が後1軸の2車体。3扉または4扉。このうち、18Eは電動車、18Gと19GはCNG車である。

ライオンズ・シティ18[14]
  • 全長 : 18.06m
  • 全高 : 3.06m
ライオンズ・シティ18 E[15]
  • 全長 : 18.1m
  • 全高 : 3.32m
ライオンズ・シティ18 G[16]
  • 全長 : 18.06m
  • 全高 : 3.295m
ライオンズ・シティ19[17]
  • 全長 : 18.75m
  • 全高 : 3.055m
ライオンズ・シティ19 G[18]
  • 全長 : 18.73m
  • 全高 : 3.295m
ライオンズ・シティGL[19]
  • 全長 : 18.75m
  • 全高 : 2.88m

生産終了モデル

ライオンズ・シティ・ハイブリッド
シンガポール(シンガポール共和国)での採用例
ライオンズ・シティDD
香港中華人民共和国)での採用例
ライオンズ・シティ・ハイブリッド
標準モデルの2軸ハイブリッド車。2扉または3扉。
  • 全長 : 11.98m
  • 全高 : 3.275m
ライオンズ・シティDD
2階建ての3軸車。2扉または3扉。
  • 全長 : 13.73m
  • 全高 : 4.06m

脚注

外部リンク

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