ハピネット

株式会社ハピネット: HAPPINET CORPORATION)は、日本の複合商社。バンダイナムコグループに属する。玩具卸業国内首位で、映像・音楽やキャラクタービジネスに強い。

株式会社ハピネット
HAPPINET CORPORATION
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 7552
1998年12月17日上場
本社所在地 日本の旗 日本
111-0043
東京都台東区駒形二丁目4番5号
駒形CAビル
北緯35度42分20.2秒 東経139度47分39.0秒
設立 1969年(昭和44年)6月7日
(有限会社トウショウ)
(創業:1968年(昭和43年)2月)
業種 卸売業
法人番号 5010501011416
事業内容 玩具事業
映像音楽事業
ビデオゲーム事業
アミューズメント事業
代表者 苗手一彦(代表取締役会長兼最高経営責任者)
榎本誠一(代表取締役社長兼最高執行責任者)
資本金 27億5100万円
(2020年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 2405万株(2020年3月31日現在)[2]
売上高 連結:2333億4700万円
単独:961億9800万円
(2020年3月期)[2]
営業利益 連結:25億7200万円
単独:△7億2500万円
(2020年3月期)[2]
経常利益 連結:24億1300万円
単独:9億9900万円
(2020年3月期)[2]
純利益 連結:12億2400万円
単独:10億0800万円
(2020年3月期)[2]
純資産 連結:381億7800万円
単独:328億0900万円
(2020年3月31日現在)[2]
総資産 連結:707億5400万円
単独:502億0200万円
(2020年3月31日現在)[2]
従業員数 連結:944人
単独:366人
(2022年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 東陽監査法人[2]
主要株主 株式会社バンダイナムコホールディングス 26.71%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 3.88%
株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口) 3.07%
井平康彦 2.33%
GOVERNMENT OF NORWAY 1.77%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5)1.51%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 1.42%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) 1.39%
河合洋 1.36%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 1.18%
(2020年3月31日現在)[2]
主要子会社 #関連会社参照
関係する人物 鈴木恵喜(取締役)
石丸裕之(取締役)
浅津英男(常勤監査役)
外部リンク www.hap-net.com

概要

ハピネットはバンダイの元役員らが設立した会社で、後にバンダイが資本参加し、バンダイナムコホールディングス持分法適用会社である。

玩具事業、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業の4事業を行っている。

日本国内でのXbox及びXbox 360の代理店も務めている。

社名の由来は「ハピネス」(happiness)と「ネットワーキング」(networking)を合わせた造語である。

沿革

  • 1968年(昭和43年)2月 - 河合洋がバンダイを退社し、玩具の卸売業を個人にて創業。
  • 1969年(昭和44年)6月7日 - 東京都北区滝野川六丁目51番3号に有限会社トウショウを設立。
  • 1972年(昭和47年)9月 - 有限会社から株式会社に組織変更。
  • 1991年(平成3年)10月 - 株式会社ダイリン及び株式会社セイコーを吸収合併し株式会社ハピネットに商号変更。
  • 1994年(平成6年)
    • 8月 - 本社を東京都台東区駒形二丁目4番5号に移転。
    • 11月 - 株式会社バンダイが株式を追加取得し、当社は株式会社バンダイの関連会社となる。
  • 1997年(平成9年)8月 - 日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年(平成10年)12月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1999年(平成11年)
    • 7月 - ソフトバンク株式会社の子会社であるイー・ショッピング・トイズ株式会社の設立に参画。
    • 12月 - ビームエンタテインメント(後の株式会社ハピネット・ピクチャーズ)の株式を取得。
  • 2000年(平成12年)3月 - 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 2001年(平成13年)
    • 4月 - 物流業務全般の受託を目的として千葉県市川市に株式会社ハピネット・ロジスティクスサービスを設立(現:連結子会社)。
    • 10月 - 当社の玩具卸売部門を株式会社ハピネット・ジェイピーとして分社化。
  • 2002年(平成14年)3月 - 株式会社ハピネット・ジェイピーが株式会社トヨクニを吸収合併 。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - イー・ショッピング・トイズ株式会社を子会社化。
    • 4月 - 株式会社ハピネット・ジェイピーが株式会社ハピネット・ピクチャーズと株式会社ハピネット・ロビンを吸収合併。
  • 2006年(平成18年)4月 - サイトロン・デジタルコンテンツ株式会社の事業が当社に移管され、音楽企画部となる。
  • 2007年(平成19年)
    • 4月 -
      • 株式会社モリガングの玩具事業を会社分割により、株式会社ベストハートに事業承継し、株式会社モリゲームズに商号変更。
      • 玩具事業を承継した株式会社ベストハートが株式会社モリガングに商号変更。
    • 11月 - 株式会社サンリンク、株式会社アップルの株式を取得。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月 - 株式会社ハピネット・マーケティングを設立(現・連結子会社)。
    • 10月 - 株式会社アップル及び株式会社サンリンク九州(非連結子会社)のアミューズメント事業を会社分割により、株式会社サンリンクに承継し、当社及び株式会社ハピネット・エーエムサービスのアミューズメント事業を移管し、株式会社サンリンクが株式会社ハピネット・ベンディングサービスに商号変更(現:連結子会社)。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月 - 株式会社ウイントの株式を取得。
    • 4月 - 株式会社ハピネット・オンラインを吸収合併。
  • 2011年(平成23年)4月 - 当社の映像音楽事業販売部門の事業を株式会社ウイントに移管し、株式会社ウイントが株式会社ハピネット・ピーエムに商号変更。
  • 2013年(平成25年)7月 - 株式会社タカラトミーの子会社である株式会社タカラトミー販売から玩具卸のトイズユニオン株式会社の全株式を譲受し、トイズユニオン株式会社は当社の完全子会社となる[3]
  • 2014年(平成26年)
    • 4月 - 株式会社ハピネット・ピーエムを吸収合併。
    • 7月 - トイズユニオン株式会社が株式会社モリゲームズを吸収合併し、トイズユニオン株式会社が株式会社マックスゲームズに商号変更。
  • 2016年(平成28年)4月 - 株式会社ランティスにアニメ音楽に関連する事業を譲渡(なお、ゲーム音楽事業については譲渡の対象外。)。
  • 2018年(平成30年)3月 - 子会社の株式会社星光堂マーケティングに株式会社星光堂の音楽・映像商材の卸売事業を承継
  • 2019年(平成31年)4月 - 株式会社星光堂マーケティングをハピネット・メディアマーケティングに商号変更。
  • 2020年(令和2年)10月 - 株式会社ファントム・フィルムの全株式を取得[4]
  • 2021年(令和3年)
    • 1月 - 株式会社ハピネットファントム・スタジオを設立[5]
    • 4月 -
      • 株式会社ハピネットファントム・スタジオがハピネットの映像メーカー部門を承継し、株式会社ファントム・フィルムを吸収合併[5]
      • 当社の模型玩具販売部門を株式会社イリサワに移管し、株式会社イリサワを株式会社ハピネット・ホビーマーケティングに商号変更。
  • 2023年(令和5年)6月 - 株式会社ブロッコリーを子会社化。

関連会社

連結子会社
  • 株式会社ハピネット・マーケティング
  • 株式会社ハピネット・ホビーマーケティング
  • 株式会社ハピネット・メディアマーケティング
  • 株式会社マックスゲームズ
  • 株式会社ハピネット・ベンディングサービス
  • 株式会社ハピネット・ロジスティクスサービス
  • 株式会社ハピネットファントム・スタジオ - 2021年4月1日に株式会社ファントム・フィルムを吸収合併し、ハピネットの映像部門を移管。
  • 株式会社ブロッコリー
かつて存在したグループ会社
  • 株式会社ハピネットロビン
    • バンダイの問屋部門とも言えるハピネットにあって唯一玩具の企画制作を行う部門であった。玩具菓子ブーム(2002)の時にフルタ製菓から独立したキャラクター玩具部門と業務提携、「20世紀漫画家コレクション」の後継シリーズ、フィギュアックスをブランド化。エフトイズコンフェクト及び安斎レオ(A-toys)とのコラボレーションで多くの玩具菓子を発売。主な物に、フィギュアックス・江口寿史、昭和情景博物館、フィギュアックスゲームブロック横山光輝、あずみアートコレクション、動物大百科、大恐竜時代等がある。
  • 株式会社ファントム・フィルム
    • ハピネットファントム・スタジオに吸収合併され解散。

製作に関わっている作品

実写

アニメ

ビデオ・DVD・Blu-ray

実写

系列局製作

UHFアニメ

バラエティー番組

ドキュメンタリー

ライブ

関連項目

脚注

注釈

  1. 映像ソフトの発売・販売はKADOKAWAが担当
  2. 第3期は子会社のハピネットファントム・スタジオが参加。
  3. 音楽制作と映像ソフトの発売・販売はフライングドッグが担当
  4. 主題歌制作は日本コロムビアが担当
  5. もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリはNHK製作である。
  6. 主題歌製作は日本コロムビア、およびJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(一部のエンディングテーマのみ。ただし「改」第1期除く)が担当
  7. 銀河英雄伝説 Die Neue Theseの主題歌制作はSMEJ、映像ソフトの発売・販売は松竹が担当
  8. CBCテレビ製作、関西圏では独立局でのネット。
  9. 音楽制作はランティスが担当。ただし「いわかける! - Sport Climbing Girls -」の音楽制作は、ランティスとハートカンパニーの共同制作である。
  10. ゾイドワイルドの主題歌制作はSMEJ、映像ソフトの発売・販売はTOHO animationが担当
  11. 毎日放送製作の「アニメイズム』枠にて放送。
  12. 音楽制作はNBCユニバーサル・エンターテイメントが担当
  13. 音楽制作はキングレコードが担当
  14. 朝日放送テレビテレビ朝日系列全国ネットのANiMAZiNG!!!枠にて放送。
  15. プリキュアシリーズとしてはマーベラスが音楽制作・映像ソフトの発売を担当。以前はポニーキャニオンTCエンタテインメントが映像ソフトの販売元を担っていた。
  16. 発売は日活が担当
  17. 発売はbilibiliが担当。
  18. ディレクターズカット版の映像ソフトの発売・販売はKADOKAWAが担当
  19. 音楽制作はポニーキャニオンが担当
  20. VHS版の販売はポニーキャニオンが担当
  21. 音楽制作はフロンティアワークスが担当
  22. 音楽制作はMAGES.が担当
  23. 関東ローカル。
  24. 宣伝のみ参加。
  25. 音楽制作はフライングドッグが担当
  26. 主題歌制作はストレイキャッツが担当
  27. 音楽制作はCygamesが担当
  28. 主題歌制作はSMEJが担当
  29. 発売・販売はCygamesが担当
  30. 音楽制作はワーナー ブラザース ジャパンが担当
  31. 音楽制作はポニーキャニオンとアップドリームが担当
  32. TVシリーズ版の映像ソフトの発売・販売・音楽制作はワーナー ブラザース ジャパンが担当

出典

外部リンク

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