Croteam

Croteam Ltd. はクロアチアザグレブに拠点を置くコンピュータゲーム開発企業。1993年に設立された同社はファーストパーソン・シューティングゲームシリーズ『Serious Sam』の開発で最もよく知られている。

Croteam Ltd.
種類 非上場企業
本社所在地 クロアチア
ザグレブ
設立 1993年 (1993)
業種 ビデオゲーム
事業内容
代表者
  • ローマン・リバリック (CEO)
  • アレン・ラダヴァック (CTO)
  • ダヴォール・ハンスキ (CCO)
  • ダミアン・ムラヴナック (CMO)
所有者 Devolver Digital

歴史

Game Developers Conference 2015でのCCOのダヴォール・ハンスキ(左)とCTOのアレン・ラダヴァック

Croteamは1993年に「ガレージゲーム」の会社として設立された。 同社は6人で設立され、クロアチアザグレブに拠点を置いている[1][2] 。彼らの最初のビデオゲームは『Football Glory』で、1994年にAmiga 500とAmiga 1200プラットフォーム用に「Black Legend」によって発売され、その後1995年にはPC用に発売された[1][2]。「Sensible Software」はFootball Gloryは同社のコンピュータゲーム『Sensible Soccer』のクローンであると主張しCroteamに対する訴訟を警告した。Croteamは作品のさらなる開発を中止し、1998年にフリーウェアとしてリリースした[2] 。彼らの第二の開発ゲーム「Save the Earth」は、クロアチアのTVシリーズに基づいた子供向けのゲームで、Amiga 4000向けに発売された。1年後、CroteamはAmiga500とAmiga1200向けのFootball Gloryの屋内サッカー版「5-A-Side Soccer」の開発を終了した[1][2]

数年の中断を経て、Serious Samシリーズの最初のタイトル、『Serious Sam:The First Encounter』が2001年に発売され、続いて2002年に続編の『Serious Sam:Second Encounter』が発売された[1][2]。両方のSerious Sam作品はWindowsで発売開始され、Croteamの社内製エンジンのSerious Engineを利用していた。 2002年には、Xbox用のSerious Samがリリースされた。XBox版は複数の追加動画、更新されたスコアシステム、コンボ、マルチキル、自動照準、およびその他のコンソール特有の機能を持つ二つのゲームで構成されていた 。2005年10月11日にSerious Engine 2を使用したPCとXbox向けの続編『Serious Sam 2』がリリースされた[3][4]

2007年にオリジナルの前日譚『Serious Sam 3: BFE』の開発がスタートした。2010年、Croteamは、改良されたテクスチャとモデル、強化されたエンジン、UIとオーディオ、および追加機能を備えた元のSerious SamゲームのHDリメイク版をリリースした。『Serious Sam 3:BFE』は2011年11月にWindows用に発売され、その後にOS XとLinux版も発売された。『Serious Sam 3:BFE』のXbox 360版は、2012年9月にXbox Live Arcadeでリリースされ、その後2014年3月にPlayStation Network経由でPlayStation 3用に発売された[1]。2014年12月、CroteamはMicrosoft Windows、OS X、Linux用の一人称パズルゲーム『Talos Principle』をリリースした[5]

2020年10月21日、北米のパブリッシャーのDevolver DigitalはCroteamを買収したと発表した(買収金額や買収の終了時期は不明)[6]

開発作品

  • Football Glory (1994)
  • Save the Earth (1995)
  • Inordinate Desire (1995)
  • Five-A-Side Soccer (1998)
  • Serious Sam: The First Encounter (2001)
  • Serious Sam: The Second Encounter (2002)
  • Serious Sam 2 (2005)
  • Serious Sam HD: The First Encounter (2009)
  • Serious Sam HD: The Second Encounter (2010)
  • Serious Sam 3: BFE (2011)
  • The Talos Principle (2014)
  • Serious Sam VR: The Last Hope (2016, Steam Early Access)
  • Serious Sam VR: The First Encounter (2017)
  • Serious Sam VR: The Second Encounter (2017)
  • Serious Sam 4 (2020)[7]
  • The Talos Principle 2 (TBA)[8]

参考文献

  1. About Croteam”. Croteam. 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月6日閲覧。
  2. Varney, Allen (2005年10月25日). Serious Cro”. The Escapist. Defy Media. 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月6日閲覧。
  3. Calvert, Justin (2003年9月23日). Serious Sam 2 development update”. GameSpot. CBS Interactive. 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月6日閲覧。
  4. Sinclair, Brendan (2005年9月27日). Serious Sam sequel locked and loaded”. GameSpot. CBS Interactive. 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月6日閲覧。
  5. Matulef, Jeffrey (2014年9月4日). The Talos Principle gets a December release date on Steam”. Eurogamer. Gamer Network. 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月6日閲覧。
  6. Inc, Aetas. Devolver Digital,「Serious Sam」シリーズのCroteamを買収。「The Talos Principle 2」の開発も示唆”. www.4gamer.net. 2021年12月8日閲覧。
  7. Croteam Funding Serious Sam 4… Via Humble Bundle (2013年6月7日). 2016年5月20日閲覧。
  8. The Talos Principle 2 Discreetly Announced (2016年5月20日). 2016年5月20日閲覧。

外部リンク

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