CODE8/コード・エイト
『CODE8/コード・エイト』(Code 8)は2019年のカナダのSFスリラー映画。監督はジェフ・チャン、出演はロビー・アメルとスティーヴン・アメルなど。ジェフ・チャン監督による同名の短編映画『Code 8』の長編化作品で、人口の約4%がなんらかの超能力を持って生まれる近未来を舞台に、迫害と貧困から犯罪に手を染めていく超能力者の運命を描いている[4]。
CODE8/コード・エイト | |
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Code 8 | |
監督 | ジェフ・チャン |
脚本 | クリス・パレ |
原案 | ジェフ・チャン |
製作 | ジェフ・チャン |
製作総指揮 |
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出演者 | |
音楽 | ライアン・トウバート |
撮影 | アレックス・ディセンホフ |
編集 | ポール・スキナー |
製作会社 | |
配給 |
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公開 | |
上映時間 | 99分 |
製作国 | カナダ |
言語 | 英語 |
興行収入 | $157,209[3] |
日本では劇場公開されず、2020年9月18日からDVDとBDのレンタルが開始された[5]他、Amazon Prime Videoで字幕版と吹替版が配信されている[6][7]。
ストーリー
人口の約4%が何かしらの超能力を持って生まれる世界。彼らは迫害を受け、貧困にあえぎ、しばしば犯罪に手を染める。超能力を持つコナー・リードは、脳腫瘍を患う母親の治療費を捻出するため、日雇い労働に従事していたが、違法薬物の売買を取り仕切るマーカスの下で働くギャレットによって犯罪の世界へ引き入れられる。コナーの能力を評価したギャレットはコナーが自分の能力を使いこなせるように鍛える。そして、コナーは罪の意識を感じながらも母親のために犯罪に手を染め続けることになる。
パーク捜査官らに大量の薬物を押収されたために組織への上納金の支払いが難しくなったマーカスに、コナーとギャレットは警察が押収した薬物を処分するために持ち出したところを襲って強奪する計画を提案する。ギャレットはマーカスと対等の地位を、コナーはマーカスが囲っているヒーラーのニアを母の治療のためにもらい受けることを条件に出す。こうして強奪計画は遂行され、薬物の強奪には成功するが、そこで仲間であるはずのマーカスの部下たちが裏切り、ギャレットの仲間たちを次々と殺していく。ギャレットとコナーだけは辛うじて難を逃れる。
コナーはかねてより自分に同情的なパーク捜査官に連絡を取り、マーカスのアジトを襲わせる。その騒ぎの中でギャレットとコナーはマーカスを倒す。こうしてコナーはニアを手に入れるが、実はニアの能力は相手の怪我や病を治すのではなく、自分に移し替えるだけのものであり、コナーの母親の病を治せば、代わりに自分が死ぬことになるのである。それでもコナーは母親の命を救うため、銃で脅してニアに治療を強要する。しかし、ニアが母親の病を自らの体に移し替える過酷な姿を見たコナーはニアを止め、母の最期を看取る。コナーは警察に自首する意思を示し、ニアを自由の身にする。そして墓に葬られた母に別れを告げる。一方、ギャレットは警察から奪い返した薬物を組織に納め、マーカスに代わって違法薬物の売買を取り仕切ることになる。ニアは収監されている父に面会する。
キャスト
- コナー・リード
- 演 - ロビー・アメル
- 本作の主人公。超能力者。日雇い労働者で、病を患う母親を養っている。能力はLevel5のエレクトリックで、電気的刺激を与えて電子機器を破壊したり、手に持った電球をつけたりすることが可能。
- ギャレット
- 演 - スティーブン・アメル
- 超能力者。コナーを強盗のために雇う。能力はサイコキネシスでLevelは不明、物を浮かせて操作することが可能であり、成人男性程度であれば簡単にコントロール可能。コナーの能力を高く評価しており、能力を使いこなせるようにコナーを鍛える。
- パーク捜査官
- 演 - サン・カン
- 非超能力者の警官。娘が超能力者であることから、超能力者に対して同情的。
- メアリー・リード
- 演 - カリ・マチェット
- コナーの母親。超能力者。ものを冷却することが可能。脳腫瘍を患い、超能力をコントロールできなくなっており、治療を受けなければ危険な状態。
- マーカス・サトクリフ
- 演 - グレッグ・ブリック
- 超能力者。人の考えを読み取ることができる。犯罪組織「トラスト」で、超能力者の髄液から作られる中毒性のある違法薬物「サイク」の売買を取り仕切っている。ギャレットのボス。
- デイビス捜査官
- 演 - アーロン・エイブラムス
- 非超能力者の警官。超能力者を敵視。
- ニア
- 演 - カイラ・ケイン
- 超能力者。ヒーラー。サイク依存症で借金のかたにマーカスの治療用に飼われている。
- マディ
- 演 - ライズラ・デ・オリヴェイラ
- ギャレットの恋人で仲間の超能力者。高熱でものを融解可能。
- ウェズリー・カンボ
- 演 - ピーター・アウターブリッジ
- 犯罪組織「トラスト」でのサトクリフの上司。サトクリフに上納金を1週間以内に払うように迫る。
- ディクソン
- 演 - ショーン・ベンソン
- レイナー
- 演 - アレックス・マラリ・Jr
- クワバラ
- 演 - ジェフ・シナサック
作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、20件の評論のうち高評価は80%にあたる16件で、平均点は10点満点中6.1点となっている[10]。 Metacriticによれば、5件の評論のうち、高評価はなく、賛否混在は4件、低評価は1件で、平均点は100点満点中48点となっている[11]。
出典
- “Code 8 (2019) - Company Credits” (英語). IMDb. 2021年6月17日閲覧。
- “Code 8 (2019) - Release Info” (英語). IMDb. 2021年6月17日閲覧。
- “Code 8” (英語). Box Office Mojo. 2021年6月17日閲覧。
- “CODE 8/コード・エイト”. WOWOW. 2021年6月17日閲覧。
- “映画『CODE8/コード・エイト』予告編”. YouTube. プルーク. 2021年6月17日閲覧。
- “CODE8/コード・エイト(字幕版)”. Amazon Prime Video. amazon.co.jp. 2021年6月17日閲覧。
- “CODE8/コード・エイト(吹替版)”. Amazon Prime Video. amazon.co.jp. 2021年6月17日閲覧。
- Wyche, Elbert (2017年6月8日). “Production begins on sci-fi thriller 'Code 8'” (英語). Screen Daily 2021年6月17日閲覧。
- “Code 8 (2019) // Official Trailer // 12.13.2019” (英語). YouTube. Code 8 Movie. 2021年6月17日閲覧。
- “Code 8 (2019)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年6月17日閲覧。
- “Code 8 Reviews” (英語). Metacritic. 2021年6月17日閲覧。
- “映画「CODE8/コード・エイト」の続編、Netflixが独占配信権を獲得!”. ネトフリ.com. (2021年6月16日) 2021年6月17日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)
- CODE 8/コード・エイト - allcinema
- Code 8 - オールムービー(英語)
- Code 8 - IMDb(英語)
- Code 8 - Metacritic(英語)
- Code 8 - Rotten Tomatoes(英語)
- Code 8 - Short Film [2016] - Code 8 Movie(英語) ※元になった短編映画