ブダペスト - エステルゴム線
ブダペスト - エステルゴム線(ハンガリー語: Budapest–Esztergom-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は2。
ハンガリー国鉄 | |
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路線番号 | 2 |
路線総延長 | 53 km |
軌間 | 1435 mm |
最高速度 | 100 km/h |
運行形態
特別快速(Z72)
- ブダペスト西駅 - エステルゴム
- 毎時1本の運行。休日はラーコシュレンデゼーにも停車する。鉄道博物館には、休日のみ3往復が停車する(ただし冬季は全列車通過)。
- 過去の運行形態
- 2018年5月に運行を開始した。2018,19年度は、アンジャルフェルド、ラーコシュレンデゼーを通過していた一方、ピリシュヴェレシュヴァール以北は各駅に停車していた(ただしパーズマーネウムは一部を除き通過)。
- 2019年末に、平日はアンジャルフェルド停車となった一方、ピリシュヴェレシュヴァール以北は新たに3駅が通過となった。休日も大多数がマグドルナヴェルジ通過となった。パーズマーネウムは全列車通過となった。
- 2022年度は、休日ラーコシュレンデゼー、アンジャルフェルド停車になった一方、サバドサーグリゲトとクロティルドリゲトは通過となった。また、冬季を除き、休日のみ一日3往復が鉄道博物館に停車する様になった。
快速(G72)
- ブダペスト西駅 - エステルゴム
- 毎時1本の運行。アクインクム以北で快速運転を行うが、朝のブダペスト行は、ピリシュチャバ以北各駅に停車する列車も運行される。休日はラーコシュレンデゼーを通過する一方で、サバドサーグリゲトとクロティルドリゲトにも停車する。
- 過去の運行形態
- 2016年以前は、ラーコシュレンデゼーとマグドルナヴェルジを通過する一方、サバドサーグリゲトに停車していた。午後のエステルゴム行/午前のブダペスト行はケルトヴァーロシュを通過し、クロティルドリゲトとピリシュチェーヴに停車していた一方、午前のエステルゴム行/午後のブダペスト行は、パーズマーネウムに停車する一方、ピリシュチャバ - ドログ間ノンストップであった。また、休日は、朝にエステルゴム→ブダペスト方面に片道1本のみ運行していた。
- 2016年末に、休日の運行が取りやめとなった。
- 2018年夏以降、ラーコシュレンデゼーが停車となった一方、ピリシュヴェレシュヴァール以北は、大部分の列車の停車駅が、ピリシュチャバ・ピリシュヤースファル・レアーニヴァール・ドログ・エステルゴムに限定された。
- 2019年末に、アンジャルフェルド通過、マグドルナヴェルジとケルトヴァーロシュは全列車停車となった。
- 2022年度に、休日の運行を再開し、毎日毎時1本運行する様になった。
普通
- S72系統: ブダペスト西駅 - エステルゴム
- 朝と深夜のみの運行。
- 過去の運行形態
- 2018年春以前は、パーズマーネウムも含め各駅に停車していた。休日は、毎時1本運行していて、うち3往復が鉄道博物館に停車していた(ただし冬季は全列車通過)。
- 2018年夏以降、大部分がマグドルナヴェルジとピリシュチェーヴを通過する様になった(この両駅には特別快速が停車)。
- 2019年末に、マグドルナヴェルジが全列車停車に変更された。
- 2020年末に、パーズマーネウムが全列車通過に変更された。
- 2022年度に、S76系統およびG72系統に代替される形で休日日中の運行を取りやめた。ピリシュチェーヴを通過していた休日日中の列車の多くが取りやめれた影響で、再び全列車停車となった。
- S76系統: ラーコシュ - アンジャルフェルド - ピリシュチャバ
- 毎時2本の運行。休日は毎時1本の運行となる。平日の半数がオーブダを通過する。
- 過去の運行形態
- 2018年春以前はS72系統を名乗っていて、ブダペスト西駅 - エステルゴム間に、毎時1本の運行であった。また、各駅に停車していた。休日は運行していなかった。
- 2018年夏以降、アンジャルフェルド - ピリシュチャバ間に区間短縮された。ピリシュチャバ以北のローカル輸送は特別快速が担う様になった。
- 2019年末に、毎時2本に増発された上で、オーブダとユレムは半数ずつ交互に通過する様になった。
- 2020年10月25日に、ラーコシュまで延伸され[2]、S76系統に改番され、休日はオーブダ以南に毎時1本が設定された。12月に、全列車ユレム停車、パーズマーネウム通過となった。
- 2022年度に、休日の列車がピリシュチャバまで延伸となった。
駅一覧
以下では、ハンガリー国鉄2号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。
ブダペスト西駅 - エステルゴム
- 種別
- Z:特別快速
- G:快速
- S:普通
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:一部通過
- ◐、◑印:半数停車
- ○印:一部停車
- |印:全列車通過
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | Z | G | S | 接続路線 | 所在地 | |
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70 | ブダペスト西駅 | - | 0 | ■ | ■ | ■ |
100号線(ニーレジハーザ方面)、142号線(ラヨシュミジェ方面) |
ブダペスト市 | |
2 | ラーコシュレンデゼー駅 | 3 | 3 | ○ | ● | ■ | 70号線(プラハ方面)、71号線(ヴェレシェジハーズ方面) | ||
鉄道博物館駅 | 3 | 6 | ○ | | | | | ||||
アンジャルフェルド駅 | 1 | 7 | ■ | | | ■ | ||||
ウーイペシュト駅 | 1 | 8 | ■ | ■ | ■ | ブダペスト地下鉄3号線(アールパード方面) | |||
アクインクム駅 | 2 | 10 | ■ | ■ | ■ | 近郊列車H5号線(センテンドレ方面、バッチャーニ広場方面) | |||
オーブダ駅 | 2 | 12 | | | | | ◐ | ||||
アラニヴェルジ駅 | 1 | 13 | ○ | | | ■ | ||||
ユレム駅 | 1 | 14 | | | | | ■ | ||||
ソイマール駅 | 5 | 19 | ■ | ■ | ■ | ペシュト県 | ピリシュヴェレシュヴァール郡 | ||
セールヘジ駅 | 2 | 21 | | | | | ■ | ||||
ヴェレシュヴァールバーニャ駅 | 1 | 22 | | | | | ■ | ||||
ピリシュヴェレシュヴァール駅 | 1 | 23 | ■ | ■ | ■ | ||||
サバドサーグリゲト駅 | 2 | 25 | | | ○ | ■ | ||||
パーズマーネウム駅(休止中 *1) | (30) | | | | | | | |||||
クロティルドリゲト駅 | 6 | 31 | | | ○ | ■ | ||||
ピリシュチャバ駅 | 1 | 32 | ■ | ■ | ■ | ||||
マグドルナヴェルジ駅 | 2 | 34 | ○ | ■ | ■ | ||||
ピリシュヤースファル駅 | 2 | 36 | ■ | ■ | ■ | ||||
ピリシュチェーヴ駅 | 3 | 39 | ■ | ○ | ■ | コマーロム・エステルゴム県 | エステルゴム郡 | ||
レアーニヴァール駅 | 2 | 41 | ■ | ■ | ■ | ||||
ドログ駅 | 5 | 46 | ■ | ■ | ■ | ||||
エステルゴム・ケルトヴァーロシュ駅 | 3 | 49 | ■ | ■ | ■ | 4号線(セーケシュフェヘ-ルヴァール方面) | |||
エステルゴム駅 | 4 | 53 | ■ | ■ | ■ | ||||
(*1): 2020年12月に休止。
その他
終点エステルゴムは、スロバキアのシトゥーロヴォ市街の最寄駅でもある。スロバキア国鉄にもシトゥーロヴォ駅が存在するが、駅の場所が市街地から離れており、シトゥーロヴォ市街からは国境を越えてエステルゴム駅に向かう方が近い。
また、スロバキアのシトゥーロヴォ駅からブダペストまでは、70号線の特急も運行しているが、ドナウ川に沿って迂回しているため約80分を要する。これは2号線快速の約70分と比べて長い上に、本数も2号線と比べて少ないため、ブダペスト - シトゥーロヴォは2号線を利用した方が便利である。
脚注・出典
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