110号線 (チェコ)

チェコ国鉄110号線、別名クラルピ・ナド・ヴルタヴォウ~ロウニ線チェコ語:Železniční trať Kralupy nad Vltavou – Louny)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。

チェコ国鉄
路線番号110
路線総延長61 km
軌間1435 mm
最大勾配 18 パーミル
最高速度70 km/h

ポドレシーン~ロウニ間は、1872年から1873年にかけて、プラハ・ドゥフツォフ鉄道により開業した。その後、1882年から1884年にかけて、クラルピ~ズヴォレニェヴェス間がオーストリア国有鉄道により開業した。両者はチェコ国鉄に併合され、最後のズヴォレニェヴェス~ポドレシーン間がチェコ国鉄により開業した。プラハとモスト・テプリツェ方面を結ぶ路線として開業したが、現在その役割は090号線が担っている。

運行形態

快速「スピェシニー(Sp)」

平日のみ、一日1往復運行する。プラハ~クラルピ~ロウニ間の運行で090号線に直通し、ほぼ各駅に停車する。

2017年以前は平日のみでなく、休日も運行していた。休日はプラハ~クラルピ~ロウニ~モスト間の運行で090号線・126号線に直通し、主要駅のみに停車していた。

普通

  • クラルピ - ロウニ
    1~2時間に1本の運行。クラルピ~スラニー間は本数が多いが、ロウニ方面に進むにつれて本数が減り、スラニー~ロウニ間は午前中3~4時間運行間隔が空くこともある。なお、半数程度の便が、クラルピで090号線プラハ方面特急に接続する。
  • ツィクロフラーチェク号: プラハ - スラニー ( - ズロニツェ) 【土曜・休日運行】
    土曜・休日のみ、一日2往復の運行。スラニー以南は121号線に直通する。春・夏のみ月に1回、1往復がズロニツェまで直通し、クラーロヴィツェには停車しない。プラハ~スラニー間は、クラルピ経由と比べて距離が長く、所要時間も長くかかる。なお、秋・冬は愛称無しで運行される。
    過去の運行形態
    2015年度以前は、全列車スラニー止まりで、また春・夏のみの運行であった。
    2016年に、月に1往復、ズロニツェへの直通を開始した。
    2018年度以降、秋・冬もスラニー以南で運行する様になった。
    2019-22年度に限り、春・夏のズロニツェ直通が2週間に1回に増発していた。

  • 過去の運行系統
    • スラニー - ズロニツェ - ストラシコフ 【春・夏の土曜・休日運行】
      季節限定で、一日2往復の運行していた。ズロニツェ以北は095号線に直通していた。ズロニツェ行の1本のみ、クラーロヴィツェを通過していた。
      2021年に限り運行していた。

駅一覧

以下では、チェコ国鉄110号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:平日停車、休日通過
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ Sp Os 接続路線 所在地
110 クラルピ・ナド・ヴルタヴォウ駅   クラルピ郊外駅から
2.5
 

090号線(ウースチー方面)
091号線(プラハ方面)、092号線(ネラトヴィツェ方面)
093号線(クラドノ方面)

中央ボヘミア州 ムニェルニーク郡
クラルピ・ナド・ヴルタヴォウ郊外駅 2.5 0.0   111号線(ヴェルヴァリ方面)
ゼムニェヒ駅 1.2 1.2    
オロヴニツェ駅 1.6 2.8    
ネウムニェルジツェ駅 2.4 5.2     クラドノ郡
カメンニー・モスト・ウ・クラルプ・ナド・ヴルタヴォウ駅 0.8 6.0    
ズヴォレニェヴェス駅 1.9 7.9    
ポドレシーン駅 2.5 10.4 プラハから
48.0
121号線(ホスチヴィツェ方面)
スラニー郊外駅 4.1 14.5 52.1  
スラニー駅 2.8 17.3 54.9  
クラーロヴィツェ・ウ・ズロニツ駅 5.1 22.4 60.0  
ズロニツェ駅 4.7 27.1 64.7  
パーレチェク駅 3.7 30.8 68.4  
クロブキ・ヴ・チェハーフ駅 2.8 33.6 71.2  
ヴルビチャニ駅 2.0 35.6 73.2  
テルツェ駅 2.1 37.7 75.3   ウースチー州 ロウニ郡
ペルツ駅 3.2 40.9 78.5  
ヴルブノ・ナド・レスィ駅 4.6 45.5 83.1  
チートリビ駅(休止中) (7.9) (53.4) (91.0)  
フルムチャニ・ウ・ロウン駅 (1.9)
9.8
55.3 92.9  
ロウニ駅 3.1 58.4 96.0 114号線126号線

脚注

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