高瀬幸子
高瀬 幸子(たかせ さちこ、1934年1月 - )は、日本の栄養学者(栄養生理学)。学位は医学博士(東京大学)。静岡県立大学名誉教授、長崎県立大学名誉教授。
高瀬 幸子 (たかせ さちこ) | |
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生誕 | 1934年1月 |
居住 | 日本 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 栄養学 |
研究機関 |
東京大学 静岡女子大学 静岡県立大学 県立長崎シーボルト大学 浜松大学 |
出身校 |
日本女子大学家政学部卒業 日本女子大学大学院 家政学研究科修了 |
主な受賞歴 | 栄養・食糧学会学会賞 |
プロジェクト:人物伝 |
東京大学医学部助手、静岡女子大学家政学部講師、静岡県立大学食品栄養科学部助教授、静岡県立大学大学院生活健康科学研究科教授、県立長崎シーボルト大学看護栄養学部教授、浜松大学健康プロデュース学部教授、浜松大学大学院健康科学研究科研究科長などを歴任した。
概要
学術活動
大学院修了の翌年より、東京大学の医学部にて助手を務めた。1973年に静岡女子大学に転じ、家政学部の講師や助教授を務めた。また、その間一時、ヴァンダービルト大学にて医学部の生化学研究助手や客員研究員などを兼任した。静岡女子大学が静岡薬科大学や静岡女子短期大学と統合され静岡県立大学が新設されると、同大学の食品栄養科学部にて助教授や教授を務めた。のちに、同大学の大学院にて生活健康科学研究科の教授も務めた。1999年には県立長崎シーボルト大学に転じ、看護栄養学部の栄養健康学科にて教授を務めた。その後は浜松大学にて健康プロデュース学部の健康栄養学科にて教授に就任した。また、同大学の大学院に設置された健康科学研究科の研究科長なども歴任した。
研究
専攻は家政学、中でも栄養学に含まれる分野を中心としている。たとえば、ビタミンなど栄養素についての研究を行っている。特に、レチノイドについての研究が知られており、「レチノイド結合タンパク質を中心とするレチノイドの生理作用に関する研究」と題した研究に対して、日本栄養・食料学会より「栄養・食糧学会学会賞」が贈られた[1]。また、カルシウムに関する研究成果に基づき、2件の特許を取得している[2][3]。
略歴
- 1963年 - 日本女子大学家政学部卒業。
- 1970年 - 日本女子大学大学院家政学研究科修了。
- 1971年 - 東京大学医学部助手。
- 1973年 - 静岡女子大学家政学部講師。
- 1977年 - ヴァンダービルト大学医学部生化学研究助手。
- 1982年 - ヴァンダービルト大学客員研究員。
- 1987年 - 静岡県立大学食品栄養科学部助教授。
- 1991年 - 静岡県立大学大学院生活健康科学研究科教授。
- 1999年 - 県立長崎シーボルト大学看護栄養学部教授。
賞歴
- 1998年 - 栄養・食糧学会学会賞。
著作
- 高瀬幸子稿「ラット肝臓切片の培養系を用いた中鎖脂肪in vitro投与による脂肪酸合成関連酵素活性の上昇」静岡女子大学20周年記念論文集編集委員会編『静岡女子大学創立二十周年記念論文集』静岡女子大学、1988年。
- 柘植治人・高瀬幸子・武藤泰敏編『成人病予防からみた脂肪の選択』光生館、1996年。ISBN 4332020596
脚注
- 日本栄養・食糧学会本部事務局「学会賞」『学会賞 | 社団法人 日本栄養・食糧学会』日本栄養・食料学会。
- 特許番号第2887768号。
- 特許番号第2920434号。
外部リンク
- 高瀬幸子 - Researchmap
- 高瀬幸子 - J-GLOBAL
- 高瀬幸子 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN、CiNii)
- ●本学の教員紹介 - 高瀬を紹介する浜松大学の公式ウェブサイト
学職 | ||
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先代 伊勢村護 |
静岡県立大学 食品栄養科学部学部長 第3代:1997年 - 1999年 |
次代 竹石桂一 |
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