誘導加熱
誘導加熱(ゆうどうかねつ、英語: induction heating[1]、IH)は、電磁誘導の原理を利用して、金属などを加熱することである。
これを利用した調理器具を電磁調理器(IH調理器)という。
原理
導線に交流電流を流すと、その周囲には向き及び強度が変化する磁界が発生する。発生した磁界の中に金属を置くと、電磁誘導により電流が流れる。金属には電気抵抗があるため、電力=電流2×抵抗 のジュール熱が発生し、金属は発熱する。調理などで金属を加熱したい場合に有効だが、変圧器のコアなどに誘導加熱が生じた場合は損失(ヒステリシス損)となる。効率を上げるため、磁界を発生させるための導線はコイル状にするのが一般的である。
通常の誘導加熱ではコイルの真中に金属を置くが、IH調理器の場合は構造上コイルの上に金属が置かれる(上図参照)。
誘導加熱の応用
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