陶棺

古墳時代後期～終末期の古墳に見られ、土師器の物と須恵器の物がある。

形態は亀甲形と家形があり、家形陶棺には蓋の屋根形が切妻式と四注式がある。底部には低い中空円筒形脚が多数付いている。

出現の背景には窯業技術の発達があり、近畿・中国地方に多く分布している。

• 亀甲形
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  井之上古墳出土棺
  山梨県笛吹市。國學院大學博物館展示。
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  歌姫1号横穴出土棺
  奈良県奈良市。奈良県立橿原考古学研究所附属博物館展示。
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  赤田横穴群5号墓出土棺
  奈良県奈良市。大阪府立近つ飛鳥博物館企画展示時に撮影。
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  美作市野形出土棺
  岡山県美作市。東京国立博物館展示。

• 家形
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  北平尾1号墳出土棺
  京都府長岡京市。長岡京市立埋蔵文化財調査センター展示。
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  五月丘古墳出土棺
  大阪府池田市。池田市立歴史民俗資料館展示。
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  竜田御坊山3号墳出土漆塗棺
  奈良県斑鳩町。奈良県立橿原考古学研究所展示。
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  美作市平福出土棺
  岡山県美作市。東京国立博物館展示。
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  本坊山古墳出土棺
  岡山県瀬戸内市。東京国立博物館展示。

• その他
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  赤田横穴群8号墓出土棺（円筒形）
  奈良県奈良市。大阪府立近つ飛鳥博物館企画展示時に撮影。
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  太田市太田字亀山出土棺（小型）
  群馬県太田市。東京国立博物館展示。
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  津山市河辺出土棺（小型）
  岡山県津山市。東京国立博物館展示。

• 田村晃一・合田芳正（監修）『考古学探訪の基礎用語』山川出版社、2000年7月、95－96頁

• 木棺
• 石棺
• 甕棺墓
• 寒風古窯跡群
• 夫婦の陶棺 - ヴィラ・ジュリア国立博物館#収蔵品を参照のこと。