陶板画
概要
18世紀半ばにヨーロッパで生まれた技法で[1]、絵画(油絵)や壁画とは異なり、色調の経年劣化が少ないことが特徴で、維持管理も容易である。屋外に展示したり、直接手で作品に触れることもできる。
陶板に絵付けと焼成を繰り返すことにより製造される。このため、焼成後の発色を考慮した絵付けをする必要があり、高度な技術が必要である。名画を再現する場合は、まず原画から色の分解を行い、陶板に転写し、焼成する。
陶板画の利用目的
- 絵画と同様、リビングや玄関のインテリアとして
- 名画の模写(複製)として
- 壁画の記録保存として
主な製陶所(窯)
- ベルリン王立磁器製陶所(KPM Berlin)
- 1763年にベルリン王立磁器製陶所として始まった。肖像画で有名。
- マイセン(マイセン窯)
- 静物画、風景画、など。
- 大塚国際美術館、京都府立陶板名画の庭に展示されている陶板名画を製作。文化庁の依頼を受け、キトラ古墳壁画の複製を製作[2]。
脚注
- “陶板画とは”. なんでも鑑定団お宝情報局2 (2013年5月15日). 2015年10月27日閲覧。
- “陶板によるキトラ古墳壁画の複製”. 大塚オーミ陶業株式会社 (2014年4月4日). 2015年10月27日閲覧。
外部リンク
- 大塚オーミ陶業株式会社
- 大塚国際美術館 - 世界初の陶板名画美術館
- 京都府立 陶板名画の庭
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.