長町-利府線断層帯

長町-利府線断層帯(ながまち-りふせんだんそうたい)は、仙台平野の西縁に位置する活断層帯である。宮城県宮城郡利府町から、仙台市を経て柴田郡村田町にかけ、おおよそ北東−南西方向に延びる[1]。全体の長さは21~40kmで、東側に対して西側が相対的に隆起する逆断層である。

過去の活動

この断層帯は、平均で千年ごとに0.5−0.7mの上下方向のずれの速度だと考えられており、過去4~5万年間に3回は活動したと推定され、最新活動はおよそ1万6千年前以後であったと推定されている[1]。1回の活動におけるずれの量は約2m以上で、平均の活動間隔は約3千年以上であった可能性がある。

将来の活動

この断層帯により、今後30年以内に1%以下の確率で地震が起きるとされており、その規模はM7.0-7.5程度(断層帯全体が一つの活動区間として活動した場合)になると推定されている[1]

脚注

  1. 長町−利府線断層帯 | 地震本部”. www.jishin.go.jp. 2020年10月18日閲覧。

関連項目

外部リンク

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