長七の和音
基本データ
主な用法
四和音が和声の基本となるポピュラー音楽において、中心的な役割を果たし、この傾向は長調において顕著になる[1]。属七の和音[2]やメイジャー・シックスス・コードと並び、長三和音の代理コードとして用いられる[3]。
機能和声の中で
以下のような用法があげられる。
モードの中で
アイオニアン・モード、リディアン・モードの中で使用できる。
ただし、リディアン・モードにおいてそのまま使用すると長調やアイオニアン・モードを連想させるため、リディアン・モードの特性音である増11度音がテンションとして加えられることがある。
転回
長七の和音は、主に基本形(根音が低音)で用いられることが多い。
付加音、テンション
以下の音が付加されることがある。
リディアン・スケールにおいて
- 9th(根音の長九度上)
- #11th(根音の増十一度上)
- 13th(根音の長十三度上)
なお、#11thはリディアン・スケールの特性音である。
注釈
- 長調のIM7やIVM7がダイアトニック・コードであり、トニックやサブドミナントとして使えるため。
- ブルースでの用法
- 進行感を阻害するため、基本的にドミナントでは用いられない。
- このような音をアヴォイド・ノートという。
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.