野蚕
野蚕(やさん)は、家畜化された蚕(家蚕)の対義語で、絹糸を生成する野生の昆虫のうち人間が利用してきたものの総称である[1]。野蚕からとった絹糸を「ワイルドシルク」とも呼ぶ[2]。
クワコ(Wild Silkmoth) 、ヤママユ(Japanese Oak Silkmoth) 、ウスタビガなどが知られ、そのいずれもがカイコガ科 (Bonbycidae)、ヤママユガ科 (Saturniidae)、ギョウレツケムシ科 (Thaumetopoeidae) 及びカレハガ科 (Lasiocampidae)に含まれ、多くはヤママユガ科に属する[3]。
脚注・出典
- 栗林茂治「I 絹糸昆虫の生産と利用」『アジアの昆虫資源 : 資源化と生産物の利用』国際農林水産業研究センター(編)、農林統計協会、1998年、初版、ISBN 4-541-02341-5、p.1
- 坪川佳子「野外の蚕が織りなす魅力◇保温・保湿に優れた絹糸、家で飼って研究◇」『日本経済新聞』朝刊2019年8月1日(文化面)同日閲覧。
- 栗林茂治 (1998)、p.34
- 栗林茂治 (1998)、pp.1-2.
- 栗林茂治 (1998)、p.2
参考文献
- 松香光夫、栗林茂治、梅谷献二『アジアの昆虫資源 : 資源化と生産物の利用』国際農林水産業研究センター(編)、農林統計協会、1998年、初版、ISBN 4-541-02341-5
関連外部リンク
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