野崎正剛

福島県福島市出身。福島県立福島高等学校を経て、1956年一橋大学商学部卒業、大蔵省入省[1][2]。省内屈指の語学力を持ち国際畑を歩み[3]、1973年大蔵省大臣官房財務官室長[4]。1974年横浜税関総務部長[5]、通関士試験試験委員[6]。1975年大蔵省関税局国際第二課長[7]。

1976年国際連合貿易開発会議日本政府代表代理[8]。同年近畿財務局総務部長[9]。1977年から大蔵省関税局国際第一課長を務め[10]、東京ラウンドの取りまとめにあたった[3]。1979年関税及び貿易に関する一般協定締約国団会議日本政府代表代理[11]。

1980年世界銀行東京事務所長[12]。1982年大蔵省大臣官房審議官（援助問題担当）[3][13]、国際農業開発基金総務会日本政府代表代理[14]、投資紛争解決国際センター理事会年次会合日本政府代表代理[15]。

1984年大蔵省国際金融局次長[16]。1985年大蔵省印刷局長[17]。1986年に退官後[18]、野崎国際事務所を設立して、住友生命顧問などに就いていたが、1989年に急性心不全のため死去した[19][20]。同年従四位勲三等瑞宝章[21]。

• 『日本と世界銀行』世界銀行東京事務所 1981年