遠江
遠江(とおとうみ)は、かつての令制国の遠江国およびその後の浜松県、そしてその領域にほぼ相当する現在の静岡県西部地方を指す時の呼称。遠州(えんしゅう)とも呼ばれる。この記事では現在の静岡県遠州地方について述べる。令制国時代の遠江地方に関しては遠江国の記事を参照。
現代の遠江地方
遠州地方のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
面積 | 2,544.10km2 |
推計人口 | 1,466,431人 (2023年6月1日) |
※榛原郡の内、大井川鉄道井川線の沿線を除く。 |
特徴
太平洋(フィリピン海(遠州灘))に面し、広義では大井川と浜名湖西岸の間に挟まれた地方、狭義では牧之原台地と浜名湖西岸の間に挟まれた地方である。 俗に遠州地方と呼ばれる事も多い。糸魚川静岡構造線よりも西側。
産業
祭事
- 遠州では、山車のことを屋台と呼ぶ(掛川市横須賀地区では祢里と呼ぶ)。屋台には花屋台と御殿屋台があるが、御殿屋台の方が遠州全域に広まっており、花屋台は少数派である。
- 屋台の文化が発展している反面、神輿の文化は殆どなく、屋台引き回しと平行で小規模に行うところ、神輿自体出さない(或いは無い)ところが殆どである。
- 遠州には、初子祝いで初凧を揚げる文化があるが、浜松市を除き衰退してしまっている。浜松市の浜松まつりは現在でも初凧の文化を継承している。
- 西遠地区を中心に練りという文化があるが、それは浜松まつりの影響を受けている。詳細は、浜松まつり#練りを参照。
- 浜松市内各所では祭事の際にラッパ隊という老若男女がラッパを演奏する。こちらも浜松まつりの影響を受けている。詳細は、ラッパを参照。
- 西遠地区の一部(主に浜名湖岸)では手筒花火の文化が存在する。
- 花火の一環として地割れ花火の文化も遠州各地に点在する。
地区
脚注・出典
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