述異記 (東軒主人)
概要
東軒主人に関しては素性経歴が不明であるが、『述異記』中に江蘇省松江府附近の記事が多いため、そのあたりが郷里だったのではないかとも推測されている。1701年に書かれた東軒主人の自序があり、『聊斎志異』の完成が1689年とされるので、そのいくらか後、あるいはほとんど同時代の作と見られている。本書の刊本は、1702年?以降に呉震方が刊行した叢書『説鈴』に収録され伝わっている[3]。
日本語訳書
参考図書
- 東軒主人輯『述異記』、国立国会図書館デジタルコレクション 《呉震方輯 説鈴》1819年重刊(第27冊)卷41-42 上・中、(第28冊)巻43 下 。
注・出典
- とうけんしゅじん、姓名、生没年等不明。
- 文言小説とは、宋代以後の中国小説史の上で、大きな比重を占めてはいなかったために、形態名が与えられていなかったこの分野に対し、前野直彬が仮に付けた呼称である。平凡社 中国古典文学大系 42 解説 p.503 。
- 中国古典文学大系 42 解説 p.514 。
関連項目
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