赤たまねぎ

赤たまねぎ(あかたまねぎ)は、赤紫色のタマネギで、紫たまねぎともよばれる。辛みや臭みが少なく水分が多いのが特徴である。そのため、サラダなどに適している。300gほどの比較的大玉のものが多い。

スライスした赤玉ねぎ

主な品種

湘南レッド

赤たまねぎの生食用品種[1]

通常のたまねぎに比べ、辛みや刺激臭が少なくサラダなどに向いている。播種は9月中下旬で、11月に定植して、5月下旬から6月上旬に収穫をするのが一般的。かながわブランドに登録されている。

神奈川県足柄下郡下中村(現:神奈川県小田原市橘町) 片木節雄が派米農業実習でカリフォルニア州に渡米した時にスタックトンアリーナを基に1961年に神奈川県二宮町の旧神奈川園芸試験場で育成された。名前はその名のとおり湘南で生まれ、赤色をしているため命名された。

球重は220-320g程度。扁平で鮮やかな赤紫色である。輪切りにされ、彩りに使われる。

神奈川県では、小田原市、川崎市大磯町で栽培されている。近年、北海道での生産も行われている。

猩々赤

赤たまねぎの生食用品種[1]。比較的大玉の中晩生種である。

その他の品種

  • アーリーレッド
  • 甲高ルージュ

脚注

  1. 鏡山悦子著、川口由一監修『自然農・栽培の手引き』2007年、南方新社、106頁

参考文献

  • かながわの地方野菜 平成18年3月発行(発行元:神奈川県園芸種苗対策議会) p30~31
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