貢糖
概要
主に金門島の硬いタイプと、竜海市のほろりと崩れるタイプのものがある。ほろりと崩れるタイプはマレーシアでも作られている。
名称の由来としては、かつて明朝時代の嘉禾嶼(厦門島)で、民間で朝貢品として作られていたため「貢」の文字を冠するという説と、貢糖を作る過程で材料を打ち柔らかさを調整することを閩南語で「摃」ということから来ているという説の二種類がある。
『台日大辭典』は、「貢糖」を「上等な白砂糖の名」とし、「摃糖」を「「土豆糖」を平たく叩きつけた菓子」と書き分けている[1]。また、「摃」については、「(主に堅い物体で堅い物体を)こつんと敲く(たたく)。打叩く(ぶったたく)。殴る。殴打る(ぶんなぐる)(後略)」と説明している[2]。ただし、福建省や台湾においても「摃」の字にはなじみがないため、商品には同音の「貢」で書かれている例がほとんどである。
金門貢糖
台湾(中華民国)が統治している金門島で作られている。炒って粉末にしたピーナッツに、熱で溶かした砂糖と麦芽糖水あめを混ぜ合わせ、素早く伸ばした後、叩いて薄く形を整えたもの。金門島を訪れた観光客や駐在台湾軍人の土産として、砲弾包丁や高粱酒と共に人気がある。台湾でも同様のものを作る製造業者がある。海苔など、別の風味を加えたものもある。
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.