豊鉄バス豊橋営業所
豊鉄バス豊橋営業所(とよはしえいぎょうしょ)は、愛知県豊橋市植田町にある豊鉄バスの営業所である。高速バスと豊橋市内のほとんどの路線を担当している。隣接する車庫は植田車庫とも呼ばれ、最寄り停留所名も植田車庫前である(現在は高速バスのみ発着)。豊橋鉄道直営時代の名称は南自動車営業所、のちに自動車営業所だった。
概要
豊橋市内を走行する路線のうち新城営業所管内の豊橋和田辻線・豊川線・新豊線(豊橋営業所の路線図にも掲載されているが、実際の運行は全て新城営業所である。)と、渥美営業所管内の伊良湖本線を除く全ての路線を管轄する。ただ、牛川金田線と飯村岩崎線の一部便は新城営業所によって運行される。
ターミナル(豊橋駅前)から離れているが、当車庫を起終点とする一般系統は設定されていないため、比較的近い豊橋ハートセンター・西高師・浜道などを起終点とする系統で入出庫するほか、豊橋駅前から回送する場合も多い。
沿革
一般路線
中浜大崎線
- ◼05:(急行) 豊橋駅前→ (通過) →ろう学校前→中野町→豊橋ハートセンター (平日朝1本のみ)
- ◼06:豊橋駅前 - 藤沢町 - 中野町 - 豊橋ハートセンター
- ◼07 : 豊橋駅前 - 藤沢町 - 中野町 - 豊橋ハートセンター - トピー工業前 (平日早朝の下りは豊橋ハートセンター通過)
- ◼08:豊橋駅前 - 藤沢町 - 中野町 - 豊橋ハートセンター - トピー工業前 - デンソー前 (平日早朝の下りは豊橋ハートセンター通過)
- ◼09:豊橋駅前 - 藤沢町 - 中野町 - 豊橋ハートセンター - 大崎
- 概要
小浜大崎線
- ◼11:豊橋駅前 -
小浜 - 豊橋ハートセンター - 大崎 - ◼12:豊橋駅前 - 小浜 - 豊橋ハートセンター
- 概要
三本木線
- ◼21:豊橋駅前 - 北山 - 三本木町 - 西高師 - 野依
- ◼22:豊橋駅前 - 北山 - 三本木町 - 西高師 - 野依 - くすのき特別支援学校
- ◼25:豊橋駅前 - 北山 - 三本木町 - 西高師
- 概要
豊橋技科大線
- ◼32:豊橋駅前 - 北山 - 浜道
- ◼34:豊橋駅前 - 北山 - 浜道 - 技科大前
- ◼35:豊橋駅前 - 北山 - 浜道 - 技科大前 - りすぱ豊橋
- ◼36:豊橋駅前 - 北山 - 浜道 - 技科大前 - 福祉村
- ◼37:豊橋駅前 - 北山 - 浜道 - 技科大前 - りすぱ豊橋 - 福祉村
- 概要
豊橋駅前と市南部にある豊橋技術科学大学、福祉村病院を結ぶ路線である。もともと豊橋駅と細谷東とを結ぶ「細谷線」だったが、2006年10月1日に技科大 - 細谷東間が休止され、残った区間は「豊橋技科大線」に変更された。
- 1992年:以下の系統番号を設定。[4]
- ◼33:豊橋バスターミナル - 北山 - 技科大前
- ◼34:豊橋駅前 - 北山 - 技科大前
- ◼35:豊橋バスターミナル - 技科大前 - 福祉村
- ◼36:豊橋駅前 - 技科大前 - 福祉村
- ◼37:豊橋バスターミナル - 技科大前 - 細谷東
- ◼38:豊橋駅前 - 技科大前 - 細谷東
- 1993年11月1日:都市新バス路線となる。[8]
- 1998年3月1日:豊橋バスターミナル発着の33、35、37系統を廃止し、全便が豊橋駅前発着となる。[6]
- 2006年10月1日:38系統(技科大前・細谷東間)を廃止し、残った区間を豊橋技科大線に改称。浜道発着の32系統を新設。[6]
- 2007年10月1日:りすぱ豊橋の開業と同時に乗り入れを開始し、35・37系統を新設。[6]
天伯団地線
- ◼45:豊橋駅前 - 台町 - 江島町 - 天伯団地
- 概要
牛川金田線
- ◼50:豊橋駅前 - 台町 - 瓦町 - 金田住宅前
- ◼51:豊橋駅前 - (急行) - 金田住宅前
- 概要
二川線
- ◼55:豊橋駅前 - 舟原 - 高師原口 - 二川駅
- ◼56:豊橋駅前 - 舟原 - 高師原口 - 二川駅 - シンフォニアテクノロジー
- ◼57:豊橋駅前 - 舟原 - 高師原口 - 二川駅 - シンフォニアテクノロジー - 一里山 (平日のみ運行、本数僅か)
- 二川駅 - 東海大会ホール前 (不定期)
- 概要
飯村岩崎線
- ◼61:豊橋駅前 - 台町 - 豊橋医療センター - 多米東町二丁目 - 赤岩口
- ◼62:豊橋駅前 - 台町 - 豊橋医療センター
- ◼63:豊橋駅前 - 台町 - 豊橋医療センター - 柳原団地 - 赤岩口
- 概要
西口線
- ◼65:豊橋駅前 - 台町 - 才ノ神 - 西口
- 概要
- 1950年12月15日:大池町 - 西口町間の免許を取得し、営業開始。[1]
- 1956年11月20日:西口循環線の運行開始。[1]
- 1992年:以下の系統番号を設定。[4]
- ◼65:豊橋駅前 - 才ノ神 - 西口
- ◼66:豊橋駅前 - 本興寺 - 西口
岩田団地線
- ◼68:豊橋駅前 - 大池 - 岩田団地 (岩田団地周辺では循環している)
- 概要
- 1991年11月20日:市内循環線を2つに分けて岩田団地へ延長し、岩田団地線 (大池経由・札木経由) を新設。[8]
- 1992年:以下の系統番号を設定。[4]
- ◼68:豊橋駅前 - 大池 - 岩田団地
- ◼70:豊橋バスターミナル - 札木 - 岩田団地
- 1993年11月2日:西口線と共に豊鉄初の都市新バスシステム導入路線となる。[8]
- 2000年12月1日:岩田団地東まで運行されていたものを岩田団地周辺で循環するように変更。[6]
- 2005年3月1日:札木経由の70系統を舟原経由の◼69系統に変更。同時に豊橋医療センターまで延伸して◼67系統 (豊橋駅前 - 舟原 - 岩田団地 - 豊橋医療センター) を新設。[11]
- 2008年10月1日:67、69系統を廃止し、大池経由に統一。[6]
豊橋和田辻線
詳細は「豊鉄バス新城営業所#豊橋和田辻線」を参照
牟呂線
- ◼101:西駅前→往完町→西部団地→牟呂学校前→築地橋→西駅前 (右回り)
- ◼102:西駅前→築地橋→牟呂学校前→西部団地→往完町→西駅前 (左回り)
- ◼103:西駅前→築地橋→牟呂学校前→西部団地→築地橋→西駅前(西部団地循環)
- ◼104:西駅前→築地橋→牟呂学校前→西部団地
- 概要
かつては牟呂循環線という名で運行されていた。車両前後の方向幕には「牟呂循環」と表示される。幕では側面と後面、LED表示では前面と側面に「○○○まわり」が併記される。ただし、○○○にあたる停留所を過ぎても表記は変更されない。
神野ふ頭線
- ◼106:西駅前 - 往完町 - 牟呂学校前 - ライフポート - 西ふ頭北(土・休日運休)
- ◼107:西駅前 - 往完町 - 西部団地 - 牟呂学校前 - ライフポート - 三河港湾事務所 - 西ふ頭北(土・休日運休)
- ◼108:西駅前 - 往完町 - 西部団地 - 牟呂学校前 - ライフポート - 西ふ頭北(土・休日運休)
- ◼109:西駅前 - 往完町 - 西部団地 - 牟呂学校前 - ライフポート
- ◼110:西駅前 ← 往完町 ← 牟呂学校前 ← 港湾合同庁舎(土・休日運休)
- ◼111:西駅前 ← 往完町 ← 西部団地 ← 牟呂学校前 ← 港湾合同庁舎
- ◼112:西駅前 - 往完町 - 西部団地 - 牟呂学校前 - 神野新田南
- 概要
神野ふ頭内では、いくつかの停留所をまわるために往復で停車順序が異なったり、両方向のバスが同じのりばを使用する停留所がある。
豊橋市民病院線
- 新栄経由
- ◼83:豊橋駅前 - 新栄 - 豊橋市民病院 - 総合卸団地 - 総合スポーツ公園
- ◼87:豊橋駅前 - 新栄 - 豊橋市民病院 - 総合卸団地
- ◼88:豊橋駅前 - 新栄 - 豊橋市民病院 (登下校時間帯の一部は西高校前まで延長。)
- 吉川町経由
- ◼85:豊橋駅前 - 吉川町 - 豊橋市民病院 - 総合卸団地 - 総合スポーツ公園
- ◼86:豊橋駅前 - 吉川町 - 豊橋市民病院 - 総合卸団地
- ◼89:豊橋駅前 - 吉川町 - 豊橋市民病院
- 概要
卸団地線
- ◼84:豊橋駅前 - 吉川町 - 五号 - 総合卸団地 - 総合スポーツ公園
- 概要
- 1981年5月26日:豊橋バスターミナル - 総合卸団地間運行開始。[10]
- 1988年11月4日:総合スポーツ公園まで延伸。[10]
- 1992年:以下の系統番号を設定。[4]
- ◼84:豊橋バスターミナル - 吉川 - 総合スポーツ公園
- ◼85:豊橋バスターミナル - 新栄 - 総合スポーツ公園
- ◼86:豊橋バスターミナル - 吉川 - 総合卸団地
- ◼87:豊橋バスターミナル - 新栄 - 総合卸団地
- ◼88:豊橋バスターミナル - (急行)西高校前 - 総合卸団地
- 時期不明:88系統を廃止。
- 1996年4月1日:新栄経由の85・87系系統を豊橋市民病院線に改称。[6]
- 1999年4月1日:84系統を廃止し、総合卸団地発着の86系統に統一。[6]
- 2006年6月25日:サンライズバス豊橋線との競合を避け吉川経由から新栄東経由に変更。さらに再び総合スポーツ公園まで延伸。(86系統廃止、84系統復活)[17]
- 2006年10月1日:豊橋バスターミナル乗り入れ中止。[6]
- 2013年4月1日 : 新栄東経由から吉川町経由に変更。[16]
豊川線
詳細は「豊鉄バス新城営業所#豊川線」を参照
高速バス
廃止路線
大崎線
- ◼13 : 豊橋駅前 - 小池 - 中野町 - 豊橋ハートセンター - デンソー前 (早朝は豊橋ハートセンター通過)
- ◼14 : 豊橋駅前 - 小池 - 中野町 - 豊橋ハートセンター - トピー工業前 (早朝は豊橋ハートセンター通過)
- ◼15 : 豊橋駅前 - 小池 - 中野町 - 豊橋ハートセンター - 大崎
- ◼17 : 豊橋駅前 - 小池 - 中野町 - 豊橋ハートセンター
- 概要
- 1931年 : タチバナ自動車が大崎までの路線を運行開始[1]。
- 1967年3月15日 : 豊川営業所から豊橋営業所に移管[1]。
- 1992年:以下の系統番号を設定[4]。
- ◼13 : 豊橋駅前 - 国立病院前 - デンソー前
- ◼14 : 豊橋駅前 - 国立病院前 - トピー工業前
- ◼15 : 豊橋駅前 - 国立病院前 - 大崎
- ◼16 : 豊橋駅前 - 国立病院前 - 駒形
- 1996年11月18日 : 都市新バスシステムが導入される。
- 1999年6月25日 : 豊橋ハートセンター開院に伴い、同院経由に変更。 (早朝を除く)
- 2005年3月1日 : 16系統を大山まで延長。
- 2005年10月1日 : 大山発着の16系統を豊橋ハートセンター発着の17系統に変更。
- 2012年11月1日 : 運行休止。
小浜線
- 豊橋駅前- 小浜 - 南栄
- 概要
- 1953年3月1日 : 豊橋駅前 - 花田 - 柱 - 小浜 - 北山 - 二川駅前間の運行開始[1]。
- 1960年時点 : 豊橋駅前- 小浜 - 南栄間での運行(二川へは二川線(初代)が運行)。
- 時期不明 : 運行休止。
表浜線
- ◼21 : 豊橋駅前 - 北山 - 三本木町 - 野依 (2006年10月1日以降三本木線として運行)
- 概要
- 1930年5月1日 : タチバナ自動車が豊橋 - 柳生橋 - 高師 - 野依 - 高塚 - 伊古部 - 城下 - 六連間の路線を運行開始[19][20]。
- 1939年 : 赤羽根村高松へ延伸[19]。
- 1952年 : 赤羽根へ延伸[21]。
- 1952年 : 福江へ延伸[21]。
- 1967年3月15日 : 豊川営業所から豊橋営業所に移管[1]。
- 1971年 : ワンマン化[1]。
- 1992年:以下の系統番号を設定[4]。
- ◼21 : 豊橋駅前 - ユニチカ - 野依
- ◼22 : 豊橋駅前 - ユニチカ - 伊古部
- ◼23 : 豊橋駅前 - ユニチカ - 浜田
- 1994年10月1日 : 城下 - 浜田間休止。
- 1999年6月25日 : 北山・三本木町経由に変更。
- 2005年10月1日 : 23系統 (伊古部 - 城下間) 廃止。
- 2006年10月1日 : 22系統 (野依 - 伊古部間) 廃止。21系統を三本木線に編入。
浜道線
- ◼30 : 豊橋駅前 - 北山 - 浜道 - 野依
- 概要
大池動物園線
- ◼60 : 豊橋駅前 - 大池 - のんほいパーク西門
- ◼61 : 豊橋駅前 - (急行) - のんほいパーク西門
- 概要
- 1992年:系統番号を設定[4]。
- 2005年6月25日 : 運行休止。
市内循環線
- 豊橋駅前 - 大池 - 円六橋 - 札木 - 豊橋駅前
- 概要
西川線
- ◼76 : 豊橋バスターミナル - 札木 - 三上 -
西川 - 札木 - 豊橋バスターミナル (循環) - ◼77 : 豊橋バスターミナル - 札木 - 西川 - 三上 - 札木 - 豊橋バスターミナル (循環)
- 概要
嵩山線
- ◼78 : 豊橋バスターミナル - 札木 - 嵩山 (2006年10月1日以降豊橋和田辻線として運行)
- 概要
参考文献
- 『豊橋鉄道50年史』
- “平成21年10月1日(木)ダイヤ改正と乗り場変更について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- “平成24年11月1日ダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- 『豊鉄バス系統番号表』豊橋鉄道株式会社、1994年。
- “豊鉄バス ダイヤ改正実施”. 2003年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2003年10月1日閲覧。
- “路線バスのダイヤ改正について”. 公共交通利用促進ネットワーク. 2018年6月3日閲覧。
- “路線バスのダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- 『バスラマインターナショナル』第5巻第2号、ぽると出版 [編]、NAID ZN22。
- “12/1 天伯団地線「サイエンスコア」停留所の廃止とダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- 吉川利明『三遠南信の乗合自動車』2001年。
- “乗合バス 3月1日(火)ダイヤ改正のご案内”. 2005年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年3月1日閲覧。
- “平成24年4月1日ダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- “飯村岩崎線の路線再編とダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- “9月3日実施 ダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- “令和3年1月16日(土) 路線バスのダイヤ改正について”. 豊鉄バス (2020年12月23日). 2020年12月30日閲覧。
- “卸団地線・豊橋市民病院線(吉川町経由)の路線新設とダイヤ改正について”. 豊鉄バス株式会社. 2018年6月3日閲覧。
- “6月25日(日) 乗合バスダイヤ改正のご案内”. 2006年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年6月25日閲覧。
- “豊橋京都線運行再開及び長島温泉(ナガシマリゾート)へ乗り入れ開始いたします!”. 豊鉄バス (2021年7月9日). 2021年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月10日閲覧。
- 『高豊史』高豊史編纂委員会、1982年3月14日、880頁。
- 『伊古部郷土誌』伊古部町、1989年3月17日、548頁。
- 『田原・赤羽根史 現代編』田原市・田原市教育委員会、2017年6月30日、657-662頁。
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