語中音消失
語中音消失(ごちゅうおんしょうしつ、syncope)とは、語の内部にある1つ、またはそれ以上の音の脱落のこと。語源はギリシャ語のsyn-+kopein(打つこと)。
歴史言語学では、「syncope」は強勢(アクセント)のない母音の脱落を指すことが多い。(語中母音消失)
例
強勢のない母音の脱落
詩の技法
装飾のため、あるいは韻律のために、詩の技法・修辞技法として語の内部から音が取り除かれることがある。
- イタリア語 spirito > 詩 spirto(勇気)
- 英語 hastening > 詩 hast'ning(急ぐ)
- 英語 heaven > 詩 heav'n(天国)
- 英語 over > 詩 o'er(〜の上に)
くだけたスピーチ
さまざまな口語の縮減は語中音消失と呼ばれるかも知れない。しかし、アポストロフィーをつけて書かれる「didn't」のような形式は普通、縮約と呼ばれる。
- 英語 going to> gonna
- 英語 don't know > dunno
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