誘惑されて棄てられて

誘惑されて棄てられて』(ゆうわくされてすてられて、伊語Sedotta e abbandonata)は、ピエトロ・ジェルミ監督による1964年製作のイタリアフランス合作映画である。「イタリア式コメディ」を代表する作品のひとつである。仏題はSéduite et abandonnéeである。

誘惑されて棄てられて
Sedotta e abbandonata
映画の1シーン
監督 ピエトロ・ジェルミ
脚本 ピエトロ・ジェルミ
アージェ&スカルペッリ
ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
製作 フランコ・クリスタルディ
ルイジ・ジャコージ
出演者 サーロ・ウルツィ
レオポルド・トリエステ
ステファニア・サンドレッリ
音楽 カルロ・ルスティケッリ
撮影 アイアーチェ・パロリン
編集 ロベルト・チンクイーニ
配給 イタリアの旗 パラマウント
日本の旗 20世紀フォックス
公開 イタリアの旗 1964年1月30日
フランスの旗 1964年5月
日本の旗 1965年3月6日
上映時間 115分
製作国 イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
言語 イタリア語

概要

本作は、有名な炭鉱夫ヴィンチェンツォ・アスカローネの娘、アニェーゼ・アスカローネの話であり、シチリアのちいさな町を舞台に、ジェルミの前作『イタリア式離婚狂想曲』のような映画である。

アニェーゼは姉マティルドの婚約者に誘惑され、逢う約束をしたが、父と母だけに告白して後悔しようとしている。父ヴィンチェンツォは即座にペッピーノ・カリファーノという男に、娘と結婚するように依頼し、気まぐれな行動を起こす。本作は、シチリアの社会慣習と名誉法を暗に風刺しており、『イタリア式離婚狂想曲』にとても似ている。

キャスト

  • ステファニア・サンドレッリ:アニェーゼ・アスカローネ
  • サーロ・ウルツィ:ヴィンチェンツォ・アスカローネ
  • パオラ・ビッジョ:マティルド・アスカローネ
  • アルド・プリージ:ペッピーノ・カリファーノ
  • ランド・ブッツァンカ:アントニオ・アスカローネ

外部リンク

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