評定始
幕府における評定始
院政における評定始
院政においても鎌倉幕府の影響を受けて後嵯峨上皇の院政下である寛元4年(1246年)より院評定が開催されたが、ここでも評定始が開かれた。文永3年(1263年)に最古の評定始の記録がある。また、院政開始後最初の評定始は特に文殿始(ふどのはじめ)とも呼ばれ、両統迭立によって院政の継続が不安定な時代になると、院政開始を印象付ける行事として重んじられた。南北朝時代にも継承されたが、院政の機能が室町幕府に吸収された14世紀末期には形骸化した。
寺院における評定始
寺院内部においても大衆が寺院内外の重要決定をする際に評定が召集され、寺院の年始の行事の一環として評定始が開かれていた。
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