客員教授
客員教授(かくいんきょうじゅ・きゃくいんきょうじゅ)とは、大学や研究所などの学術機関に一定期間、非常勤(客員)の大学教員として籍を有する者の職位呼称またはその職にある人のことを言う。多くは単年度契約であることから、基本的には定年などの規定はなく、客員教授も特任教授その他と同様に個別の法令などが存在しない役職である[1]。大学の授業を担当せず、年に数回程度の講演会をするだけの場合もある。タレントや文化人などが客員教授に就任する場合も見られる[1]。
概要
研究・講義などを行い、常勤でないため、大学運営業務には携わらない[2]。
客員教授の採用基準や任期、処遇や給与に関しては、各大学機関、研究機関、教授会によって異なり、給与を支払う義務も特にないなど個別の法令は存在しない名称上のものである。他の大学教員と同様に、学位がなくても任じることが出来る。
政治・行政・経済・文化など社会の一線において一定の地位にある者や有名人を客員教授として迎えることもある。
文部科学省は、専門職大学院設置基準などにおいて、「みなし専任教員」の基準を定めているが、同制度により、特任教授、客員教授、招聘教授などの職名が乱立することを懸念しており、職名に対して何らかの例示、基準が必要と考えている[2]。
脚注
- “客員教授 とは”. Acaric. 2022年3月5日閲覧。
- “実務家教員の登用促進について”. 文部科学省 (2018年5月28日). 2021年6月10日閲覧。
外部リンク
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