西尾昭二
来歴
概要
合気会師範として国内外で幅広く指導した。居合道・柔道・空手道・杖道など他の武道も修めており、それらの要素を技や稽古法に取り入れ独自の境地を開いた。
「西尾スタイル」とも呼ばれる独特の技術は「開祖が遺した技を正しく伝えていない」と批判されることもあったが、当身を多用する技や、当ての呼吸を基にした『作り・崩し』から『投げ・押さえ』に至る多彩な技法は、武術性に富んだ、実戦性の高い合気道として、国内はもとより海外ではなお一層高い評価を受けることになった。これにより、日本国内各地およびヨーロッパ各国やアメリカ、メキシコなどの道場で長年指導にあたった。
また、現在の合気会が規定している昇段審査規定は、西尾が講道館の審査規定を参考にして、新たに合気道用に創作したものがベースになっている。
エピソード
- 現在合気会系道場の昇段級審査で盛んに行われる「腰投げ」は当初あまり知られた技ではなかった。これは本部の若手指導員時代の西尾と黒岩洋志雄が独自に研究開発した技であり、それが他の合気道家に広まったものであるという。[1]
著作・DVD
著作
脚注
- 月刊秘伝編集部編 『開祖の横顔-14人の直弟子が語る合気道創始者・植芝盛平の言葉と姿』 BABジャパン、2009年、ISBN 4862204317、66頁。
外部リンク
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