西ノ京
概要
平城京の右京、つまり西部のことで平城京外の西方に位置する隣接地域を含んだ一帯を含んだエリアである[1]朱雀大路の西にあたることに由来し、古くから用いられている言葉である[1]。
かつてこのあたりには西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺などの大寺が連ねて栄えていたが、現代では大半は農地・宅地となり、薬師寺や唐招提寺などがわずかにその昔の栄華をしのばせる[1]。西大寺から喜光寺を経て、垂仁天皇陵東部を通り、唐招提寺に向かう道は、「歴史の道」として整備され、古刹を訪ねながら歩く観光道となっている[1]。
脚注
- 。齋藤建夫『郷土資料事典 奈良県』ゼンリン(1997年)
- 国土交通省・歴史的風土保存区域及び歴史的風土特別保存地区指定状況
参考文献
- 下中邦彦『日本歴史地名大系第30巻 奈良県の地名』平凡社(1981年)
- 渡辺光・中野尊正・山口恵一郎・式正英『日本地名大辞典3』朝倉書店(1968年)
- 齋藤建夫『郷土資料事典 奈良県』ゼンリン(1997年)
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