芝浦プロジェクト

芝浦プロジェクト(しばうらプロジェクト)は、東京都港区芝浦一丁目の再開発計画である。

概要

野村不動産JR東日本が共同で推進する浜松町ビルディングの建て替え事業であり、野村不動産が保有する浜松町ビルディングと、JR東日本が保有する東海道貨物支線大汐線用地(カートレイン乗降場跡地[1])を合わせた4ヘクタールを超えるエリアで、S棟とN棟からなる高さ約235mのツインタワーを段階的に建てていく計画である[2]。設計には世界的な建築家の槇文彦を起用している[3]

2021年10月、浜松町ビルディング別館「スリーワンプラザ」を解体した跡地にS棟が着工。2025年2月に完成予定で、S棟の完成後に浜松町ビルディングを解体し、跡地にN棟を建設する。2031年3月までの全体完成を目指す[4]。なお、浜松町ビルディング(高さ165.9m)の解体は、日本の超高層建築物の解体において過去最大の高さとなる予定(2023年現在では、高さ162.6mの世界貿易センタービルディング旧本館の解体が最高)である。

ツインタワーのうちS棟にはアコーホテルズのラグジュアリーホテル「フェアモント東京」が日本初進出すること[5]や、野村不動産やそのグループ各社の本社が移転すること[6]が発表されている。

脚注

  1. "「(仮称)芝浦⼀丁⽬計画」 整備⽅針について" (PDF) (Press release). 野村不動産株式会社、NREG東芝不動産株式会社、東日本旅客鉄道株式会社. 15 August 2017. 2023年4月15日閲覧
  2. 浜松町ビルディングを建て替える「芝浦プロジェクト」計画全容。日本初進出のラグジュアリーホテル「フェアモント東京」も”. トラベルWatch (2022年5月27日). 2023年4月15日閲覧。
  3. 東京・浜松町に高層2棟 東芝本社ビル周辺、野村不など計画発表”. 日本経済新聞 (2017年8月15日). 2023年4月15日閲覧。
  4. 浜松町の旧東芝ビル、超高層のツインタワーに 高級ホテルも入居へ”. 朝日新聞デジタル (2022年5月23日). 2023年4月15日閲覧。
  5. 芝浦・浜松町にラグジュアリーホテル「フェアモント東京」25年開業”. Impress Watch (2022年5月23日). 2023年4月15日閲覧。
  6. "2025年に本社を「芝浦プロジェクト」S棟へ移転" (PDF) (Press release). 野村不動産ホールディングス株式会社. 23 May 2022. 2023年4月15日閲覧

外部リンク

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