聖スティーブン教会
聖スティーブン・ウォルブルック教会(せいスティーブン・ウォルブルックきょうかい、St. Stephen Walbrook Church)は、イギリスのロンドン、マンションハウスの隣にあるイングランド国教会の教会。
歴史
ウォルブルックという地名は、昔そこを流れていた川の名から出たもので、この教会はその西側の岸に1096年以前に建てられたと考えられている。
1666年のロンドン大火で焼失した時にはクリストファー・レンによって再建されたが、第二次世界大戦で破壊されて以降は再建されていない。天井は8つのコリントスの柱と8つのアーチが透明な窓で区切られており、壮大なドーム状になっている。1940年のロンドン大空襲で大損害を受けたが、17世紀の建具類は残存している。
いのちの電話
自殺防止機関「サマリタンス」(Samaritans)の創始者チャド・ヴァラーは1953年から2003年この教会の司祭であった。イギリスで自殺が増加していた1953年に、教会の事務所でヴァラーが始めた自殺予防のための電話相談に端を発する活動。日本の「いのちの電話」の元になっている。
装飾、内装
- 祭壇
- トラバーチン大理石の祭壇は彫刻家ヘンリー・ムーアの作品である。
- 埋葬者
- バロック様式で有名な建築家のサー・ジョン・ヴァンブラの墓である。ヴァンブラはニコラス・ホークスムアの協力によってステイトリー・ホームのカースル・ハワードやイーストン・ネストン、ブレナム宮殿、シートン・デラヴァルなどを設計した。
脚註
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.