織田バスターミナルセンター
概要
越前町のほぼ中央にある織田地区、国道365号「劔神社東」交差点の北西角に位置し、織田駅跡地の一部に「織田町観光物産館」として建てられた施設の1階にある。ただし同館での物産展示は2004年(平成16年)より休止状態であり、2005年(平成17年)2月に織田町を含む4町村が市町村合併によって新たな越前町となる際に、施設全体の名称を「織田バスターミナルセンター」へと改めている。
福井鉄道及び京福バスの路線バスが発着し、福井平野、鯖武盆地、越前海岸各方面との接続点となっている。主要駅からの所要時間は、たけふ新駅(越前市)から約34分、神明駅(鯖江市)から約36分、福井駅(福井市)から約1時間。2006年(平成18年)には越前町のコミュニティバス「フレンドリー号」運行開始とともに複数路線が発着、町外へ向かう路線バスとの重要な結節点ともなっている。
バスターミナル設備
建物は鳥居を模したデザイン、出入口前の交差点角に建立されている織田信長の立像が特徴となっているなど、外観の規模は同町朝日地区(旧朝日町)の町役場近くにある西田中バスターミナルよりも大きい。
路線バスは東側から入場し、3面3線のプラットホームを持つバースを経て南側に出場する。コミュニティバスは南側路上の停留所に停車。バス発着場以外のビル1階部分は観光物産館のホール兼バス待合所としていたが、物産展示休止後は1階部分を待合所としてのみ開放し、展示物があった2階への階段は閉鎖されている。このほか、便所が設置されている。
バスのりば
路線バスのりばは待合所からみて手前から1番、2番、3番となっており、コミュニティバスのりばはターミナル出入口前。コミュニティバスの停留所名は「織田バスターミナル」、他の路線バス事業者は「織田」となっている。
のりば番号 | 事業主体 | 路線 | 行先 |
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1 越前海岸方面 | 福井鉄道 | 武生-越前海岸線(八田経由)、 鯖浦線、福浦線 | かれい崎 |
武生-越前海岸線(安養寺経由)[※ 1] | 越前岬 | ||
2 武生・鯖江方面 | 福井鉄道 | 武生-越前海岸線(八田経由) | たけふ新(越前市) |
武生-越前海岸線(安養寺経由)[※ 1] | |||
鯖浦線 | JR北鯖江駅(鯖江市) | ||
3 福井方面 | 福井鉄道 | 福浦線※2 | 田原町(福井市) |
京福バス | 79 清水グリーンライン(織田方面) | 福井駅(福井市) | |
コミュニティバス | 越前町 | 環状ルート(右回り)[※ 1] | 泰澄の杜、越前町役場方面 |
環状ルート(左回り)[※ 1] | 宮崎コミュニティセンター、越前町役場方面 | ||
越前地区巡回ルート[※ 1] | 左右、かれい崎 | ||
織田地区巡回ルート[※ 1] | 平等、山田 | ||
織田地区乗り合いルート[※ 2] | 入尾、笈松 |
- 土曜・日曜・祝日・年末年始運休
- 乗合タクシー(前日予約制のデマンド方式)、火曜・木曜・金曜のみ運行
周辺
南面の道路は織田氏ゆかりの劔神社へと通じている門前町のメインストリート。鉄道駅時代の駅前は袋小路のロータリーであったが、現在は切り通し化された。鉄道駅が廃止されて久しい21世紀においても、周辺には「駅前」の付く看板が多く残っているが、なかには廃止以後に掲げられたものもある。
織田駅
織田駅 | |
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おた OTA | |
所在地 | 福井県丹生郡織田町織田 |
所属事業者 | 福井鉄道 |
所属路線 | 鯖浦線 |
キロ程 | 19.5 km(鯖江起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)11月8日 |
廃止年月日 | 1972年(昭和47年)10月12日 |
織田駅(おたえき)は、かつて福井県丹生郡織田町織田(現・越前町)にあった福井鉄道鯖浦線の駅(廃駅)である[1]。
歴史
隣の駅
- 福井鉄道
- 鯖浦線(廃止)
- 矢倉駅 - 織田駅
脚注
- 日本国有鉄道営業局総務課 編 『停車場一覧. 昭和41年3月現在』、日本国有鉄道、1966年、p.348(国立国会図書館デジタルコレクション)
関連項目
外部リンク
- 越前町役場
- 福井鉄道
- ばすでんしゃねっと・ふくい(福井県バス協会) - ウェイバックマシン(2001年11月4日アーカイブ分)
- 日本の鉄道駅 お
- 福井鉄道の廃駅
- 福井県の廃駅
- 1928年開業の鉄道駅
- 1972年廃止の鉄道駅
- 越前町の歴史