箱崎ロータリー
概要
箱崎JCTの本体そのものは6号向島線と9号深川線を本線同士で直結している[1]が、ジャンクション西側に箱崎出入口が、東側に浜町出入口・清洲橋出口が存在することから、これらの出口へ流出する車およびこれらの入口から流入する車の処理のために、ジャンクション本線の下層(通称「箱崎フロア」)に、これらの離合集散のための時計回り・一方通行のロータリー交差点を設けたものである。箱崎ロータリーの存在により、箱崎・浜町・清洲橋の各出入口は6号向島線・7号小松川線・9号深川線のいずれの方向ともアクセスが可能となっている。
箱崎ロータリーへは、箱崎・浜町の各入口から首都高速道路に乗る際と、6号向島線・9号深川線から「箱崎出口」の標識に沿って降りる際に乗り入れることができるが、道路標識等で箱崎ロータリーの存在は積極的に案内されていない。
6号向島線の本線直下に設けられているため細長い楕円形の形状をしており、「折り返し」の部分は急カーブとなっている。西行き方向の一角には箱崎PAが設けられており、各出入口同様、いずれの方向からも、またいずれの方向へもアクセスが可能となっている。
ロータリー中央には東京シティエアターミナル (T-CAT) が位置しており、T-CAT3階の成田空港行きリムジンバスのりばがロータリーに直結しているほか、ロータリーからT-CAT1階北側へ降りる専用出口を経由してT-CAT地下駐車場へ連絡している(一般道への流出も可能)。
ロータリー内は、9号深川線がロータリーに進入する場合に一時停止信号機が常時点滅している(ロータリー側は黄色の点滅信号)。また浜町入口とロータリーの合流は、昼間は信号機による制御、夜間は点滅信号機による交通整理を行っている(ロータリー側は赤点滅 = 一時停止、浜町入口側は黄点滅)。
複雑かつ見通しが悪く、初心者には分かりにくい構造のため、逆走や一時停止違反が頻発している。
各施設の位置関係
- 箱崎入口(6号向島線下り方向)からの合流・分岐の位置関係について記す。合流・分岐はロータリー本線側から見た合流・分岐の位置関係。特記なき箇所はすべて左車線(外側)との分岐・合流。
- 車線の詳細は箱崎ロータリー拡大図 (PDF) (首都高公式サイト内)を参照。
- 全線東京都中央区内に所在。
出入口 番号 |
接続路線・施設 | 合流/分岐 | 備考 |
---|---|---|---|
601 | 箱崎入口 | 合流 | 箱崎入口からの合流車線に一時停止制御あり |
- | 向島線下り | 合流 | 合流/分岐車線を兼用(表外のコメント参照) |
604 | 浜町出口 | 分岐 | |
- | 向島線下り | 分岐(浜町出口の分岐と近接している) | 左に2車線分岐(表外のコメント参照) |
603 | 清洲橋出口 | ||
ロータリー本線1車線右カーブ(表外のコメント参照) | |||
- | 向島線上り | 合流 | 向島線からの合流車線に一時停止制御あり |
- | 箱崎PA | 分岐 | |
- | 東京シティエアターミナル専用出口 | 分岐 | 大型車進入不可 右車線(内側)から分岐 ロータリー本線から分枝後左側のリムジンバス専用のりばへ分岐(一般車進入禁止) |
- | 箱崎PA | 合流 | 加速車線なし |
- | 向島線上り | 分岐 | 右車線(内側)から分岐 |
604 | 浜町入口 | 合流 | 合流/分岐車線を兼用 合流部はロータリー本線・合流車線とも信号機制御あり 浜町入口はETC専用 |
- | 深川線 | 分岐 | |
- | 深川線 | 合流 | 深川線からの合流車線に一時停止制御あり |
602 | 箱崎出口 | 分岐 | |
- | 東京シティエアターミナル専用入口 | 合流 | ロータリ本線2車線右カーブの内側車線へリムジンバス専用のりばから合流 |
601 | 箱崎入口 | 合流 | 箱崎入口からの合流車線に一時停止制御あり |
隣
脚注
- 首都高ネットワーク案内・箱崎出入口 - 首都高速道路公式サイト
- 車線変更をしないと浜町出口に分岐する。1車線のみ車線変更すると向島線下りに分岐する。2車線車線変更した後直進すると清洲橋出口に分岐する。
外部リンク
- 箱崎ロータリーのルート案内(首都高速道路公式サイト内)
- “首都高速6号線上りよりT-CATへ”. TCATparking. 2022年8月16日閲覧。
- “首都高速道路6号線下りよりT-CATへ”. TCATparking. 2022年8月16日閲覧。
- “首都高速9号線よりT-CATへ”. TCATparking. 2022年8月16日閲覧。