稲荷神社 (島田市柳町)
稲荷神社(いなりじんじゃ)は静岡県島田市柳町にある神社[2]。御陣屋稲荷神社とも呼ばれており[3]、悪口稲荷という名で知られている[4]。大井神社の飛地境内社となっている[5]。
稲荷神社 (御陣屋稲荷) | |
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静岡県島田市にある稲荷神社(御陣屋稲荷)の本殿 | |
所在地 | 静岡県島田市柳町 |
位置 | 北緯34度50分4.2秒 東経138度10分37.2秒 |
主祭神 | 倉稲魂命、保食神[1] |
神体 | 稲荷社 |
別名 | 悪口稲荷 |
例祭 | 2月初め午の日 |
地図 |
稲荷神社 (御陣屋稲荷) |
祭神
- 島田市野田のご神体を一緒に移転させた際に、屋敷神として祀られた。
歴史
悪口稲荷の由来
御陣屋稲荷では、新春の初午祭事に町民たちの参詣がゆるされた。その際、役人の評判を把握するため、代官が町民から役人についての噂を集めた。町民は噂を直接申し立てるのをはばかり、役人の評判を人形に託すことにした。これが風刺人形のはじまりである。のちに、町民同士の噂まで人形に託されるようになったことから、御陣屋稲荷に悪口稲荷の通り名がついた[8][9][10]。
年中行事
毎年2月初めの丑の日に例祭が行われる。島田宿内の噂されている不正などの風刺が立札や軒灯に描かれ、風刺人形が展示された[10]。
平成16年度より、第三セクターである「まちづくり島田」の主催で、毎年1回「愛するあなたへの悪口コンテスト」が開催されている。村松友視が審査委員長を務めている[11]。
御陣屋稲荷の絵馬
出典
- “飛地境内社”. 大井神社. 2018年2月10日閲覧。
- 『静岡県の歴史散歩』山川出版社、1978年7月20日、169頁。
- 森数男『郷土探索「島田宿の文人たち」』孔芸印刷、1993年11月3日、82頁。
- 大塚淑夫『東海道島田宿の歴史』島田宿・金谷宿史跡保存会、2016年4月21日、110頁。
- “飛地境内社”. 大井神社. 2018年2月10日閲覧。
- 『島田市史 上巻』島田市役所、1978年3月30日、609頁。
- 『島田市史 上巻』島田市役所、1978年3月30日、610頁。
- 村松友視, 「愛するあなたへの悪口コンテスト」実行委員会『愛するあなたへの悪口』毎日新聞社、2008年、6-7頁。ISBN 9784620318714。
- 島田市史資料編等編さん委員会『島田宿と大井川』島田市教育委員会、1992年、132-133頁。
- 大塚淑夫『東海道 島田宿の歴史』島田宿・金谷宿史跡保存会、2016年4月21日、110頁。
- “第14回「愛するあなたへの悪口コンテスト」作品募集”. まちづくり島田. 2018年2月10日閲覧。
- 森数男『郷土探索「島田宿の文人たち」』孔芸印刷、1993年11月3日、82-86頁。
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