神鍋火山群

神鍋火山群(かんなべかざんぐん)は、兵庫県豊岡市の西端部にある火山群である。稲葉川沿いに並ぶ7つの単成火山から構成され[1]北但馬単成火山群の一部でもある[1]

大机スコリア丘

玄武岩質であり[1]、活動時期は、西気火山のみが約70万年前で、それ以外は約20万年前以降[1]。最新の神鍋山は2万ないし1万年前[1]

構成火山

  • 神鍋(かんなべ) - スコリア丘北緯35度30分25秒 東経134度40分30秒
神鍋溶岩流が東に10km、山陰本線江原駅国府駅の中間あたりまで達している[2][3]北緯35度29分22.3秒 東経134度47分7.2秒)。
同火山群の内で最も開析が進んでおり、また元々整った形状のスコリア丘を形成しなかったと考えられている[2]
太田火山あるいは神鍋火山の溶岩流のため、スコリア丘が約80%崩壊したものと推定されている[4][2]
  • 清滝(きよたき) - スコリア丘
山頂は神鍋溶岩に覆われている[2]。地形図上では明瞭ではない。
後に崩壊し馬蹄形凹地となった[2]。地形図上では明瞭ではない。

脚注

  1. 日本の火山 神鍋火山群 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2017年6月閲覧
  2. 古山勝彦, 長尾敬介, 笠谷一弘 ほか、山陰東部,神鍋火山群及び近傍の玄武岩質単成火山のK-Ar年代 『地球科学』 1993年 47巻 5号 p.377-390, doi:10.15080/agcjchikyukagaku.47.5_377
  3. シームレス地質図、2017年6月閲覧
  4. 古山,1990

関連項目

外部リンク

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