石裂山
石裂山(おざくさん、尾鑿山[3])は、栃木県鹿沼市入粟野、同市上久我にまたがる標高879mの山。賀蘇山神社、加蘇山神社の御神体にとされている[4]。
石裂山 | |
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西剣ノ峰からの石裂山 | |
標高 | 1,020[1][2] m |
所在地 |
日本 栃木県鹿沼市 |
位置 | 北緯36度35分50秒 東経139度34分53秒 |
山系 | 足尾山地 |
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プロジェクト 山 |
概要
石裂山(尾鑿山)は前日光県立自然公園の南東端に位置し、日光連山、足尾山地、安蘇山塊の絶好の展望台となっている。 勝道上人の開山とも伝えられ、古くから「おざく信仰」の山として知られる。 麓には鹿沼側に加蘇山神社、粟野側に賀蘇山神社がある。六国史の『三代実録』にも登場する古社で、五穀豊穣、商売繁盛の神として江戸時代には関東一円に10万人もの信者がいたとされる。石裂山(尾鑿山)には両社の奥社がそれぞれあり信仰されてきたが、現在は信者の数も少なくなっている。
登山
低山だが岩場や痩せ尾根が多く、梯子や鎖場の変化に富んだコースである。滑落事故も起きているため、十分注意する必要がある[4]。また春先にはイワカガミ、カタクリ、ヤシオツツジも咲き誇る。
加蘇山神社 - 千本桂 - 奥の宮 - 東剣ノ峰 - 西剣ノ峰 - 石裂山 - 月山 - 加蘇山神社の周遊ルートがある(所要時間は約4時間)[4]。千本桂と奥の宮の間には「行者返しの岩」と呼ばれる石裂山最長の鎖場がある[4]。
ギャラリー
- 加蘇山神社社務所
- 加蘇山神社(下の宮)
- 千本桂
- 行者返しの岩
- 石裂岩の梯子
- 石裂岩(奥の宮)
- 東剣ノ峰の梯子(上部)
- 東剣ノ峰の梯子(下部)
- 石裂山からの日光連山
- 月山山頂
脚注
- 国土地理院地図、2020年8月閲覧
- 日本の主な山岳標高: 栃木県の山 - 国土地理院、2020年8月閲覧
- 栃木県歴史散歩編集委員会『栃木県の歴史散歩』山川出版社、2007年、128頁。ISBN 978-4-634-24609-6。
- “鹿沼登山ガイド 山歩道”. 鹿沼市. 2022年12月1日閲覧。
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