石橋竜史
石橋 竜史(いしばし りゅうじ、1971年(昭和46年)11月9日[3] - )は、日本のタレント、政治家。広島市議会議員(4期)。元フリーアナウンサー、元ローカルタレント。
石橋 竜史 いしばし りゅうじ | |
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生年月日 | 1971年11月9日(51歳)[1] |
出生地 | 日本 長崎県[2] |
出身校 |
広島電機大学附属高等学校 (現広島国際学院高等学校)[3] |
前職 |
フリーアナウンサー ローカルタレント スタジアムDJ |
所属政党 | 無所属 |
配偶者 | あり |
公式サイト | 石橋竜史(いしばし りゅうじ) 公式Webサイト |
広島市議会議員 | |
選挙区 | 安佐南区選挙区 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2011年5月2日[4] - 現職 |
来歴
長崎県生まれ[2]。母方の実家は長崎県西彼杵郡長与町[2]。生後半年ほどで父の仕事の関係により広島県へ転居[2]。
安芸郡府中町の小学校、中学校を経て広島電機大学附属高等学校(現広島国際学院高等学校)に入学[3]。硬式野球部の主将を務める[3]。卒業後上京して芸能事務所のホリプロに所属する[3]。お笑いライブやテレビ等に出演しながら渋谷のイベントホールでディナーショーの司会を務め、同時にアナウンス業や演技も学ぶ[3]。1995年に渡米、ニューヨークを経てカナダのトロントへ渡り、FMラジオ局で生放送番組のDJを務めた[3]。
1998年より、広島県内を中心にフリーアナウンサーとしての活動を開始[3]。2000年よりJリーグ・サンフレッチェ広島のホームゲームにおけるスタジアムDJを務め、背番号「1484」のレプリカユニフォームをトレードマークにした「DJ 1484」としてサポーターから親しまれた。
2006年より、波田健一・いまおかゆう子・松藤好典とともに、難病に立ち向かう子とその保護者をサンフレッチェのホームゲームに招待する「スマイルシート」を設立。また、市民団体「ALL FOR HIROSHIMA」を立ち上げ、献血の啓蒙活動や広島のスポーツ振興などに取り組んでいた。
2011年2月に、政治家への転身と、同年4月に行われる広島市議会議員選挙へ安佐南区から立候補することを表明。これに伴い、同年3月末日をもってサンフレッチェの公式スタジアムDJ職を貢藤十六が引き継ぐ[5]。無所属、特定政党の支援なしで選挙戦を戦い、4月10日の投開票では自由民主党の現職候補らを抑えてトップ当選を果たした[6]。
当選後は自由民主党系会派の一つである自由民主党・保守クラブに所属し[7]、建設委員会、都市活性化対策特別委員会、広報委員会などで副委員長を担当。政治活動に専念してタレント活動は基本的に行なっていなかったが、2014年の8月には、サンフレッチェ広島の試合(第26節・対サガン鳥栖戦)が台風の影響で順延され、代替開催日が別の仕事と重なってしまった貢藤の代理で、現役議員のまま1試合限りで3年ぶりのスタジアムDJを務めた。
2019年4月7日に行われた市議選で3期目の当選を果たした。
2023年4月9日に行われた市議選で4期目の当選を果たした。
参院選をめぐる現金買収事件
3選から3か月後の2019年7月21日、第25回参議院議員通常選挙が執行され、元自民党県議の河井案里が初当選した。
2020年6月18日、東京地検特捜部は、衆議院議員の河井克行と参議院議員の河井案里が参院選をめぐり、広島県内の地方議員や首長ら94人に投票や票の取りまとめを依頼し、計約2,570万円の報酬を渡したとして、両夫妻を逮捕した[8][9]。克行は証拠品を押収される前に、パソコンから現金配布先の名前や金額を記載したリストのデータを削除していたが、検察は電子データを解析する「デジタル・フォレンジック」を実施し、削除されたリストを復元。これが逮捕の決め手となった[10][11]。
同年6月25日、石橋は広島市役所で記者会見を行い、2019年4月の市議選の当選祝いとして同年5月に河井克行の事務所応接室で(胸元に)封筒をねじ込まれ、30万円を受領したと告白した[12][13][14][15]。その際に河井克行は『収支報告する必要はない』『これは2人だけの秘密だからね。わかっているね』と発言したという[13][15]。石橋は、買収の意図は認識しなかったとしている[15]。過去にも河井克行から「(収支報告書に)記載する義務はないから」と、10万円をカバンにねじ込まれたこともあったと証言し、「(克行に)コントロールされていく、手足を縛られていくような感覚があった」とふり返った[15]。翌6月26日には、同じ安佐南区選挙区の広島市議の谷口修も克行から現金50万円を受け取ったことが明らかとなった[16]。同日、広島市議の沖宗正明も克行から現金計50万円を受け取ったと明かした[17]。
2022年1月28日、東京地検が不起訴にした広島の地元議員ら100人のうち、35人が検察審査会に「起訴相当」と議決されたことが公表された[18][19]。その中に含まれていた石橋は自身のブログで、「私は国民の方々から選出された11人の民意による決議に対して当然ながら、間違っても異を唱えるつもりはなく厳粛に受け止めています」と述べた[20]。
同年3月14日、広島地検は、起訴相当と議決された35人のうち、9人を在宅起訴、25人を略式起訴した。病気療養中の広島市議の児玉光禎については不起訴とした。石橋は在宅起訴された[21]。石橋は「買収の意図は全く感じていなかった。(疑いを)晴らして次に進みたい」とコメントした[22]。
同年3月17日、市議会は、石橋を含む在宅起訴された6人の市議に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決した[23]。その場で石橋は「あらためて私は絶対に買収には手を染めていないとの激しい感情を覚えた次第です。あらゆる事象を公にしていきながら今回の大規模にわたる一件を必ずや未来の政治に社会に生かしたい。まずは引き続きご負託を頂戴した任期を謹んで全身全霊を注ぎ全うしたい」[24]「絶対に買収に手を染めていない。私には無罪を証明する機会が残されている」[25]と弁明した[24]。
2023年5月10日に大規模買収事件の初公判で 「元法相からの30万円は当選祝い」と 石橋竜史市議は無罪を主張。
テレビ
過去の出演番組
- ひろしま満点ママ!! (月曜レギュラー、2001年 - 2011年1月31日)
- 夜型人間(2007年4月13日-2010年3月19日)
- 唯一第1回から最終回まで一度も休まず出演した
脚注
- “ひろしま満点ママ!! プロフィール”. テレビ新広島. 2011年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月11日閲覧。
- あとがき(2017年11月22日)石橋竜史公式サイト。2021年1月14日閲覧。
- 石橋竜史プロフィール石橋竜史公式サイト。2021年1月15日閲覧。
- 市町長及び議会議員の任期満了日等一覧
- “サンフレッチェ広島 スタジアムDJ交代のお知らせ”. J's GOAL (2011年3月25日). 2021年12月30日閲覧。
- “新市議55人決まる 広島市議選”. 中国新聞 (2011年4月11日). 2011年4月11日閲覧。
- “広島市議会 - 石橋竜史”. 広島市議会 (2016年5月13日). 2016年5月13日閲覧。
- “河井前法相・案里議員を逮捕 参院選での買収の疑い 東京地検”. NHKニュース. (2020年6月18日) 2020年6月18日閲覧。
- “河井前法相夫妻を逮捕 参院選巡り買収の疑い 検察当局、94人に2570万円”. 中国新聞. (2020年6月19日) 2020年6月22日閲覧。
- “河井夫妻「買収リスト」が局面変えた 検察の執念と自信”. 朝日新聞. (2020年6月19日) 2020年6月30日閲覧。
- “現金配布リストをPCから削除か、河井前法相 検察復元”. 朝日新聞. (2020年6月20日) 2020年6月30日閲覧。
- “30万円の封筒「2人だけの秘密」 河井克行容疑者から現金受領の市議”. Yahoo!ニュース(FNNプライムオンライン) (2020年6月25日). 2020年6月25日閲覧。
- “克行氏から150万円」三原市長が辞職、「2人の秘密」断れず市議が涙の謝罪”. TBS NEWS (2020年6月25日). 2020年6月25日閲覧。
- “「安倍さんから」河井夫妻“買収”めぐり証言続々と”. Yahoo!ニュース(テレ朝news) (2020年6月25日). 2020年6月25日閲覧。
- “「ほっとした」地元議員ら次々告白 河井氏から現金受領”. 朝日新聞DIGITAL (2020年6月25日). 2020年6月25日閲覧。
- “首長・議員31人受領認める 河井前法相夫妻買収事件、18人実名証言”. 中国新聞. (2020年6月26日) 2020年6月27日閲覧。
- “河井夫妻からの現金受領、相次ぎ認める 自民系県議、市議ら”. 中日新聞. (2020年6月27日) 2020年6月27日閲覧。
- 比嘉展玖 (2022年1月28日). “河井事件で35人が「起訴相当」 申し立て人「市民感覚で妥当」”. 朝日新聞 2022年2月23日閲覧。
- “河井元法相事件 検察審査会 広島県議ら35人“起訴すべき””. NHKニュース. (2022年1月28日) 2022年3月3日閲覧。
- この度の件について(2022年1月31日)石橋竜史公式サイト。2022年2月11日閲覧。
- “河井事件 地方議員ら34人を「起訴」捜査終結 広島地検”. FNNプライムオンライン. (2022年3月14日) 2022年3月15日閲覧。
- “16人辞職の異常事態 裁判で「抗戦」の議員も―広島│JIJI.COM”. 時事通信社 (2022年3月15日). 2022年3月30日閲覧。
- 賀有勇、池田一生 (2022年3月17日). “広島市議6人に辞職勧告決議 市議会 河井夫妻買収事件で”. 毎日新聞 2022年3月17日閲覧。
- “大規模買収事件「在宅起訴」広島市議6人に辞職勧告│ニュース・報道│HOME広島ホームテレビ”. 広島ホームテレビ (2022年3月17日). 2022年3月30日閲覧。
- “河井事件で起訴、7議員に辞職勧告を決議 身内も「退場」求める”. 朝日新聞デジタル (2022年3月18日). 2022年3月30日閲覧。
関連項目
- 長崎県出身の人物一覧
- 広島県出身の人物一覧
- ココログループ - 2012年に2400万円もの巨額補助金適正化法違反事件を起こした、特定非営利活動法人青年育成グローバルステーションSeissu!(旧:特定非営利活動法人こころの輪)および後継団体・関連団体の総称。
外部リンク
- 石橋竜史(いしばし りゅうじ) 公式Webサイト
- 石橋竜史(いしばし りゅうじ) (@goal1484) - Twitter
- 石橋竜史 (100000573981529) - Facebook
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