画像石

画像石(がぞうせき[1]: Hua-xiang-shi)は、中国古代の絵画が刻まれた石材のこと[2]。「画象石」とも表記する。

武氏祠の画像石に描かれた黄帝

概要

建物などに画像を彫り込んだ石材を用いることが流行していた、中国の後漢時代(25~220年)以降の、地下にで造った墓の壁面にあらゆる絵を彫ったものであり[3]、前漢末から後漢末にかけ、山東省を中心に盛んに製造された。通常は平らな石に、絵が細かい線で浅く刻まれ、拓本によって残される。日常的な風景、生前の事績、歌舞宴会、馬車のパレード、謁見、狩猟、歴史故事、神話世界、神仙思想など、様々な題材の絵が刻まれる。

脚注

  1. 東京国立博物館 -トーハク-. 東京国立博物館 - コレクション 名品ギャラリー 館蔵品一覧 画像石(がぞうせき)”. www.tnm.jp. 2020年12月6日閲覧。
  2. 漢画像石”. pddlib.v.wol.ne.jp. 2020年12月6日閲覧。
  3. 歴史系総合誌「歴博」第119号|バックナンバー|歴史系総合誌「歴博」|刊行物|歴博とは|国立歴史民俗博物館”. www.rekihaku.ac.jp. 2020年12月6日閲覧。
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