瑞巌寺 (松阪市)
瑞巌寺(ずいがんじ)は三重県松阪市岩内町(ようちちょう)にある浄土宗知恩院派の仏教寺院。地名を冠して岩内瑞巌寺とも称する[1]。山号は妙法山[1]。
瑞巌寺 | |
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所在地 | 三重県松阪市岩内町707番地 |
位置 | 北緯34度34分21.8秒 東経136度27分36.7秒 |
山号 | 妙法山 |
宗派 | 浄土宗知恩院派 |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
開基 | 空海(伝) |
正式名 | 妙法山瑞巌寺 |
別称 | 石観音・岩内瑞巌寺 |
文化財 | 瑞巖寺庭園(三重県指定名勝) |
法人番号 | 7190005006843 |
瑞巌寺 瑞巌寺 (三重県) |
本尊は石仏十一面観音菩薩[1]。堀坂山麓にあり、境内を観音川が流れている[2]。境内の庭園は「瑞巖寺庭園」の名で三重県指定名勝[3]と松阪市指定[4]になっている。
歴史
空海(弘法大師)の開基と伝えられ[1]、真言宗の寺として始まる。
近世までに戦火や地震などで荒廃してしまったが[5]、江戸時代の寛政年間(1789年〜1801年)に[3]門超上人によって再興され、浄土宗知恩院派に改宗した[5]。この寺の名物に紫蘇飯(しそめし)があり、紀州藩主が絶賛したという[5]。本堂・庫裏・三重塔・弁天堂などの堂于は江戸時代後期に再建された[2]。
かつては近隣の小学生の遠足や行楽に訪れる人々も多かったが、現在は管理する者もなく荒廃してしまっており、地元の女性グループ「アグロマリン三重・ゆかり会」が復興を目指している[6]。
境内とその周辺
境内は瑞巌寺庭園という庭園で、1937年(昭和12年)10月13日に三重県指定名勝となった[3]。文化9年(1812年)、15年の歳月をかけて完成したと伝えられる[5]。春にはサクラ、秋にはモミジが見頃を迎える[1]。
瑞巌寺の南には、目の病を癒すとされる横滝寺と不動滝、北には北畠氏と家臣の大宮氏が詰めた阿坂城(白米城)があり、これらをめぐるハイキングをする人もいる[7]。
交通
脚注
- 三重県観光連盟 監修(1989):181ページ
- ワークス編(1997):52ページ
- 三重県教育委員会事務局社会教育・文化財保護課"みんなで、守ろう!活かそう!三重の文化財/情報データベース/瑞巖寺庭園"<ウェブ魚拓>(2020年3月7日閲覧。)
- 27-64 瑞巌寺庭園<ウェブ魚拓>(2020年3月7日閲覧。)
- 仏教総合サイトブッダワールド"瑞巌寺"<ウェブ魚拓>(2012年9月5日閲覧。)
- TAKI town Local information network-(多気町のコミュニティサイト)"最新ホットニュース11"<ウェブ魚拓> 2007年2月1日更新(2012年9月5日閲覧。)
- ワークス編(1997):51 - 52ページ
参考文献
関連項目
- 瑞巌寺 (曖昧さ回避)
- 瑞巌寺古墳群
- 赤目一志峡県立自然公園
外部リンク
- 瑞巌寺 (浄土宗)三重県松阪市<ウェブ魚拓>(2020年3月7日閲覧。) - 浄土宗寺院紹介Navi
- 瑞巌寺庭園<ウェブ魚拓>(2020年3月7日閲覧。) - 松阪市の文化情報
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