犬塚又太郎

犬塚又太郎（いぬづかまたたろう、1905年 - 1994年）は、日本の漢学研究家、（財）致道博物館初代館長理事・常任顧問。

略歴

1905年（明治38年） - 現在の鶴岡市に生まれる。
1923年（大正12年） - 山形県立鶴岡中学校（現・山形県立鶴岡南高等学校）卒業。
鶴岡酒井家図書研究所に勤務。
1950年（昭和25年）6月 - （財）以文会が設立され代表常任理事就任。
1957年（昭和32年）1月 - （財）以文会が（財）致道博物館となり初代館長理事就任。
1962年（昭和37年）3月 - 昭和三十六年度学芸員無試験認定合格。
1987年（昭和62年）2月 - 同館の役員改選で常任顧問に就任し、館長職の後任には酒井忠一が就いた。
1994年（平成6年） - 死去。

受賞歴

1968年（昭和43年） - 清川八郎文化賞
1974年（昭和49年）11月8日 - 紫綬褒章

著作物

著書

1961年（昭和36年） - 『庄内と大西郷』致道博物館（出版）
1970年（昭和45年） - 『土屋竹雨遺墨集』致道博物館（出版）
1992年（平成4年） - 『論語抄小解 - 第1集・第2集 - 』致道博物館（出版）
1993年（平成5年） - 『論語抄小解 - 第3集 - 』致道博物館（出版）
1996年（平成8年） - 『閑鴎集』犬塚又太郎先生遺稿集刊行会（出版）
1998年（平成10年） - 『論語抄小解 - 第4集 - 』致道博物館（出版）

親族

高祖父：犬塚盛鷹 - 庄内藩番頭
長男：犬塚幹士 - 歴史家
従兄：杉村顕道 - 文筆家・宮城県芸術協会理事長・宮城県教育文化功労者
従弟：杉村惇 - 洋画家・仙台市名誉市民・宮城教育大学名誉教授

参考資料

『庄内文化芸術名鑑』長南寿一（著） 1982年
『官報』第14358号褒賞

先代: （財）以文会

致道博物館初代館長: 1957年 - 1987年

次代: 酒井忠一

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