灰チタン石
灰チタン石(かいチタンせき、perovskite)あるいはペロブスキー石[4]、ペロブスカイト[5]は、酸化鉱物の一種。ロシアの鉱物学者レフ・ペロフスキーによって発見された。化学組成は CaTiO3(チタン酸カルシウム)、結晶系は直方晶(斜方晶)系。灰チタン石グループの鉱物。
灰チタン石(ペロブスカイト) | |
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perovskite | |
分類 | 酸化鉱物 |
シュツルンツ分類 | 4.CC.30 |
Dana Classification | 4.3.3.1 |
化学式 | CaTiO3 |
結晶系 | 直方晶(斜方晶)系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 5.5 |
光沢 | 金剛光沢 |
色 | 褐色 |
条痕 | 灰黒色 |
比重 | 4.0 |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
産出地
「ペロブスカイト構造#マントル内部のペロブスカイト」および「マントル#地球」も参照
下部マントルにおいてMgSiO3がペロブスカイト構造をとっていることが知られている。その相に対応する鉱物名はブリッジマナイトである。ペロブスカイト自体が下部マントルかんらん岩を構成するわけではない。
灰チタン石グループ
脚注
- 国立天文台編 編「おもな鉱物」『理科年表 平成20年』丸善、2007年、639頁。ISBN 978-4-621-07902-7。
- Perovskite (英語), MinDat.org, 2012年4月11日閲覧。 (英語)
- Perovskite (英語), WebMineral.com, 2012年4月11日閲覧。 (英語)
- 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、324頁。ISBN 4-8181-8401-2。
- 日本地質学会編『地質学用語集 - 和英・英和』共立出版、2004年、367頁。ISBN 4-320-04643-9。
- 草地功、逸見千代子・逸見吉之助「岡山県備中町布賀産ペロブスカイト」(PDF)『鉱物学雜誌』第11巻第4号、日本鉱物学会、1973年、219-226頁、doi:10.2465/gkk1952.11.219、ISSN 0454-1146。
参考文献
外部リンク
- 福岡正人. “Perovskite〔ペロブスカイト〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2012年4月11日閲覧。
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