清水眞衣
清水 眞衣(しみず まい、女性、1992年10月20日 - )は、日本のバレーボール選手。ニックネームはマイで、シャツネームはSHIMIZU。V.LEAGUE Division1のPFUブルーキャッツに所属していた[1][2][3]。
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基本情報 | ||||
国籍 | 日本 | |||
生年月日 | 1992年10月20日(30歳) | |||
出身地 | 京都府京都市 | |||
ラテン文字 | Mai Shimizu | |||
身長 | 180cm[1] | |||
体重 | 71kg[1] | |||
血液型 | A[2] | |||
選手情報 | ||||
愛称 | マイ[1] | |||
ポジション | MB | |||
指高 | 237cm[1] | |||
利き手 | 右[2] | |||
スパイク | 303cm[1] | |||
ブロック | 284cm[2] |
来歴
京都府京都市出身。2人兄妹の長女。中学1年生のとき、知人に誘われたことをきっかけにバレーボールをはじめた[2]。
貝塚ドリームスに参加。
東海大学へ進学。2011年11月27日〜12月3日にわたり開催された「第58回全日本大学選手権大会」で優勝を経験。
2014年7月2日から香港で開催される「2014東アジア地区女子選手権大会」の代表メンバー12名に選出。清水は今大会の全5試合にスターティングメンバーとして出場。攻守両面で存在感を見せ、日本チームの優勝に貢献した[4][5][6][7]。
2014年12月、PFUブルーキャッツへの入団内定が発表された。同期入団は石橋朋美、大保早耶加、宇田沙織、槇田莉乃、松下紗也、谷七海ら[8][9]。
2015年7月4日から中国の光州で開催される「第28回ユニバーシアード競技大会」の代表メンバー12名に選出。清水は今大会の全6試合にスターティングメンバーとして出場。攻守両面で存在感を見せ、日本チームの3位入賞に貢献した[10][11]。
2016年10月30日に東京体育館で開催された「V・プレミアリーグ女子2016/17 レギュラーラウンド」の対東レアローズ戦でVリーグデビューを果たした[12]。
2018年6月1日、PFUブルーキャッツのキャプテンに就任[13]。
2018年12月8日、ひたちなか市総合運動公園総合体育館で開催された対デンソーエアリービーズ戦の試合後記者会見に出席しインタビューに答えた[14]。
──今日の試合について
みんなで勝ちにいこうとしていた試合でした。レギュラーシーズン1勝もできず、今日の試合にかけていた部分があったので、とても悔しいです。たくさんの方に応援に来ていただいていることがわかったので、明日の試合には勝ちを取りにいけるように頑張りたいと思います。 — 清水眞衣「バレーボールマガジン|V1リーグ女子デンソー対PFU戦会見コメント」より[14]
2018年12月9日、ひたちなか市総合運動公園総合体育館で開催された対KUROBEアクアフェアリーズ戦の試合後記者会見に出席しインタビューに答えた[15]。
──今日の試合について
KUROBEさんには前回負けているので勝とうと臨んだ試合だったのですが、自分たちのいい流れもあったものの、向こうの方が活気で上回っていたり、そういうところに負けてしまったなと思います。攻撃面でもディフェンス面でもお互い張り合っていた部分もあったのですが、最後は(相手に)上回られてしまったと思います。まだ勝利をつかめていないので、年明けからまたリーグが再開になりますが、そこで自分たちのつなぎのバレーができるように、この年明けまでの時間を大切にしたいと思います。 — 清水眞衣「バレーボールマガジン|PFU・江畑幸子「このままでは終われない」V1リーグ女子会見コメント」より[15]
2019年3月16日、埼玉県の深谷市総合体育館で開催された「Vチャレンジステージ(対KUROBEアクアフェアリーズ戦)」の試合後記者会見に出席しインタビューに答えた[16]。
──今日の試合について
今シーズンはV1で1勝もできませんでしたが、V1でやってきたという意地とプライドはみんな持っているので、チャレンジマッチでは全員が「勝つ」という気持ちをひとつにして試合に臨むことが勝利に繋がると思います。技術も大事ですが、まずは気持ちの面で負けないようにチャレンジマッチに臨みたいと思います。 — 清水眞衣「バレーボールマガジン|KUROBEアクアフェアリーズV1残留確定。全員バレーが結実。ファンと一体になり、三たびPFUを下す」より[16]
2019年3月17日、ひたちなか市総合運動公園総合体育館で開催された対デンソーエアリービーズ戦の試合後記者会見に出席しインタビューに答えた[16]。
──今日の試合について
今日の試合は勝っても負けても順位が変わらないという状態で迎えた試合でしたが、今まで勝ちがなかった中で、負け続けても応援に来てくださるファンの方々や会社の方、いろんな方が応援してくださっているので、最高の試合をしようと臨みました。でも、その中でもやっぱり勝ちきれないっていうのは自分たちの未熟さでもあるし、V1の厳しさというのをすごく感じました。最後のセットはいいリズムで行けていた部分がありましたが、それを最初から出せないというのが自分たちの弱いところ。チャレンジマッチでは絶対にV1に残留するという気持ちをみんなで意思統一して持ち、しっかりと準備して臨みたいと思います。
──チャレンジマッチでは過去にV1に上がった時のような雰囲気をチームに宿せるかが鍵だと思いますが…?
今シーズンはV1で1勝もできませんでしたが、V1でやってきたという意地とプライドはみんな持っているので、チャレンジマッチでは全員が「勝つ」という気持ちをひとつにして試合に臨むことが勝利に繋がると思います。技術も大事ですが、まずは気持ちの面で負けないようにチャレンジマッチに臨みたいと思います。 — 清水眞衣「バレーボールマガジン|V1リーグ女子デンソー対PFU戦会見コメント」より[16]
2019年3月30〜31日に開催された「V・チャレンジマッチ(対JAぎふリオレーナ戦)」の試合後記者会見に出席しインタビューに答えた[17]。
──今日の試合について
今日は今季初のリーグでの勝利ということで嬉しいです。ただ、ストレートでは勝てましたが、明日の試合で勝たないと意味がないので、今日の勝ちは勝ちで切り替えて、明日の試合に気持ちを持っていきたいと思います。
──序盤は競った展開でプレッシャーもあったかと思いますが、そういう中でどのように試合の流れを変えていこうと思いましたか?
最初はみんな力が入っていて、思うようなプレーができていないところがありましたが、メンバーチェンジなどで別の選手が入ったりした時に声を掛け合ったり、タイムの時はコートに入っている人だけでなく、外から見ている人の声が力になったなと思います。みんな勝つために動けていましたし、点差が開いていても、その気持ちが前に出ていたので、そこはチームとしてよかった部分だと思います。
──今シーズン、キャプテンに就任されて(巡り合わせとして)厳しい結果になってしまったわけですが、ご自身の中で悩まれたり背負ってしまった部分もあるのでは?
自分がキャプテンになって、今シーズンV1でやることになり…。リーグ戦の間、ずっと勝てなくてたくさん考えたり悩んだりしましたが、やっぱりチームは一人じゃないので。勝てなくても(それぞれが)自分の役割を果たさなければいけない。この負けが続いている中で、みんなが違う方向に向いてしまうのが一番ダメなことだと思っていました。負けが続いたとしても、絶対(次は)勝ちに行こうって、チームのみんながそういう気持ちで試合に臨めるように毎週やっていました。結果が出ない中、苦しいのは自分だけじゃないって。チームのみんながいたから、今日こうやって最後まで(気持ちを切らさずに)試合に臨んで勝ち切れたと思います。
──チャレンジマッチを勝って、改めて勝つことの意味、そこから生まれてくるものについてどう考えましたか?
やっぱり勝たないと。中身が大切って言われたりもしますが、やっぱり勝つことがチームの勢いだったり、もっと自分たちの試合を見てほしいという気持ちにつながるんだなと感じました。スポーツは勝負の世界で勝ち負けがある。見てる人も(勝利に向かって)頑張ってる姿を見たいと思われていると思うので、来シーズンまたV1で、勝ちにこだわってやっていきたいと思います。 — 清水眞衣「バレーボールマガジン|PFU・江畑幸子「来季は入れ替え戦に回らないように一から立て直したい」チャレンジマッチ女子記者会見コメント」より[17]
2020年4月6日、PFUブルーキャッツからの退団と現役引退が発表された[18][19][20]。
この度、2019-20シーズンを終え、現役を引退することに決めました。ブルーキャッツには5シーズンお世話になりました。とても恵まれた環境でたくさんの人に支えられてバレーボールができて、とても幸せな時間でした。バレーボールを通してたくさんの人達に出会うことが何よりも私の中で大切な宝物です。これまで支えてもらった家族、チームメイト、スタッフ、会社の方やファンのみなさん、全ての方に感謝します。ありがとうございました。バレーボールは楽しい!好きだ!と思いながら選手としてプレー出来たことがとても最高で幸せでした。次のステージでも自分らしくどんな時でも笑える日々を過ごしていきたいと思います。これからもPFUブルーキャッツをよろしくお願いします。私も応援し続けていきたいと思います。 — 清水眞衣「PFUブルーキャッツ|退団のお知らせ」より
- この年は新型コロナウィルスの流行により、同時期に開催が予定されていた公式戦が中止されたため、チーム内で「FAREWELL MATCH 2020(引退試合)」が執り行われた[21]。
人物・エピソード
- 特技はピアノ[2]。
球歴
- 2011年 第64回全日本大学選手権大会:優勝
- 2014年 東アジア地区女子選手権大会:優勝[4]
- 2015年 第28回ユニバーシアード競技大会:3位[11]
個人成績
大会 | チーム | 出場 | アタック | バックアタック | アタック 決定本数 | ブロック | サーブ | サーブレシーブ | 総得点 | |||||||||||||||||||
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試 合 数 | セ ッ ト 数 | 打 数 | 得 点 | 失 点 | 決 定 率 | 打 数 | 得 点 | 失 点 | 決 定 率 | セ ッ ト 平 均 | 得 点 | セ ッ ト 平 均 | 打 数 | ノ 丨 タ ッ チ | エ 丨 ス | 失 点 | 効 果 | 効 果 率 | 受 数 | 成 功 ・ 優 | 成 功 ・ 良 | 成 功 率 | ア タ ッ ク | ブ ロ ッ ク | サ 丨 ブ | 得 点 合 計 | ||
V1 2019-20 | PFU | 24 | 46 | 72 | 22 | 4 | 30.6 | 0 | 0 | 0 | - | 0.48 | 13 | 0.28 | 86 | 2 | 1 | 13 | 13 | 3.5 | 5 | 1 | 1 | 30.0 | 22 | 13 | 3 | 3 |
V1 2018-19 | 22 | 66 | 215 | 67 | 19 | 31.2 | 1 | 0 | 0 | 0.0 | 1.02 | 32 | 0.48 | 170 | 0 | 3 | 10 | 36 | 5.6 | 6 | 3 | 2 | 66.7 | 67 | 32 | 3 | 102 | |
CM 2018-19 | 2 | 6 | 15 | 5 | 0 | 33.3 | 0 | 0 | 0 | - | 0.83 | 4 | 0.67 | 15 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1.7 | 0 | 0 | 0 | - | 5 | 4 | 0 | 9 | |
V2 2017-18 | 18 | 62 | 292 | 113 | 15 | 38.7 | 1 | 0 | 0 | 0.0 | 1.82 | 55 | 0.89 | 230 | 3 | 3 | 7 | 50 | 7.3 | 4 | 2 | 2 | 75.0 | 113 | 55 | 6 | 174 | |
V1 2016-17 | 21 | 70 | 211 | 78 | 15 | 37.0 | 0 | 0 | 0 | - | 1.11 | 11 | 0.16 | 159 | 0 | 0 | 4 | 34 | 5.3 | 12 | 10 | 0 | 83.3 | 78 | 11 | 0 | 89 | |
CM 2016-17 | 2 | 8 | 16 | 4 | 2 | 25.0 | 0 | 0 | 0 | - | 0.50 | 5 | 0.62 | 19 | 0 | 1 | 0 | 7 | 13.4 | 0 | 0 | 0 | - | 4 | 5 | 1 | 10 | |
V2 2015-16 | 21 | 36 | 114 | 42 | 7 | 36.8 | 0 | 0 | 0 | - | 1.17 | 14 | 0.39 | 74 | 0 | 3 | 5 | 24 | 11.4 | 3 | 1 | 0 | 33.3 | 42 | 14 | 3 | 59 | |
CM 2015-16 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | |
通算:8大会 | 112 | 294 | 935 | 331 | 62 | 35.4 | 2 | 0 | 0 | 0.0 | 1.13 | 134 | 0.46 | 753 | 5 | 11 | 39 | 165 | 6.3 | 30 | 17 | 5 | 65.0 | 331 | 134 | 16 | 481 |
出演
YouTube
PFUブルーキャッツ
- 【青猫じゃらし】号外!退団メッセージ⑤(2020年4月12日)
- 【青猫じゃらし】号外!FAREWELL MATCH 2020(2020年4月10日)
- 新年挨拶 2019(2019年1月2日)
- 181217 大樋美術館見学(2018年12月18日)
- 18-19season カウントダウン動画(2018年11月2日)
- 180601 浜辺トレーニング(2018年9月30日)
外部リンク
プロフィール
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SNS
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関係のある人物
貝塚市立第二中学校時代のチームメイト
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京都橘高等学校時代のチームメイト
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東海大学時代のチームメイト
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脚注
- “清水眞衣|選手詳細| Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ オフィシャルサイト. 2021年10月2日閲覧。
- 『V.LEAGUE WOMEN チームの顔 2019-20』日本文化出版、2019年より引用
- “清水眞衣|所属チームプロフィール”. PFUブルーキャッツ. 2021年10月2日閲覧。
- “2014東アジア地区女子選手権大会”. 日本バレーボール協会 (2014年7月2日). 2021年10月2日閲覧。
- “日本はマカオに勝利し白星スタート 2014東アジア地区女子選手権大会”. 日本バレーボール協会 (2014年7月3日). 2021年10月2日閲覧。
- “日本はモンゴルに勝利し、予選リーグ戦2勝1敗でセミファイナルラウンド(1-4位)へ 2014東アジア地区女子選手権大会”. 発行 (2014年7月5日). 2021年10月2日閲覧。
- “日本はチャイニーズタイペイに勝利し決勝戦へ 2014東アジア地区女子選手権大会”. 日本バレーボール協会 (2014年7月6日). 2021年10月2日閲覧。
- “内定選手加入のお知らせ”. PFUブルーキャッツ (2014年12月1日). 2021年10月2日閲覧。
- “PFU 東海大・石橋ら7選手の内定を発表”. バレーボールマガジン (2014年12月1日). 2021年10月2日閲覧。
- “第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)女子バレーボール競技|国際大会”. 公益財団法人日本バレーボール協会 (2014年12月1日). 2020年7月15日閲覧。
- “第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)女子バレーボール競技”. 日本バレーボール協会 (2017年7月4日). 2021年10月2日閲覧。
- “試合結果速報(B)”. Vリーグ機構 (2016年10月30日). 2021年10月2日閲覧。
- “2018年度新体制について”. PFUブルーキャッツ (2018年6月1日). 2018年8月8日閲覧。
- “PFU・加藤陽一監督「自分たちの失点でチャンスを逃してしまった」デンソー・川北元監督「今日のようなプレーを劣勢の時にもできるようにしたい」V1リーグ女子デンソー対PFU戦会見コメント”. バレーボールマガジン (2018年12月11日). 2021年10月2日閲覧。
- “PFU・江畑幸子「このままでは終われない」KUROBE・フレヤ「やっと心が落ち着いた」V1リーグ女子会見コメント”. バレーボール (2018年12月14日). 2021年10月2日閲覧。
- “KUROBEアクアフェアリーズV1残留確定。全員バレーが結実。ファンと一体になり、三たびPFUを下す”. バレーボールマガジン (2019年3月23日). 2021年10月2日閲覧。
- “PFU・江畑幸子「来季は入れ替え戦に回らないように一から立て直したい」JAぎふ・椿本真恵監督「セリンジャーバレーが指導の基本になっています」チャレンジマッチ女子記者会見コメント”. バレーボールマガジン (2019年4月8日). 2021年10月2日閲覧。
- “退団のお知らせ”. PFUブルーキャッツ (2020年4月6日). 2020年7月15日閲覧。
- “PFU 宇田沙織主将、筒井さやか、ドリス・ジェニファー、清水眞衣、吉安遥、和田実莉が退団”. バレーボールマガジン (2020年4月6日). 2021年10月2日閲覧。
- “その活躍にありがとう[V男女退団選手]”. 月バレ.com (2020年4月17日). 2021年10月2日閲覧。
- “PFUブルーキャッツ【青猫じゃらし】号外!FAREWELL MATCH 2020”. 日本文化出版 (2016年4月6日). 2020年7月15日閲覧。
- “清水眞衣|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2021年10月2日閲覧。